マレーシアにて取得できる非常に有名なビザとしてMM2Hが知られています。非常に多くの人が取得するビザですが、このときMM2Hビザ取得に当たって必須となるのが海外送金です。

実際にマレーシアへ住む場合、日本から海外送金しなければお金がなく生活できません。また、そもそもMM2Hはビザ取得をする前に海外送金する必要性があり、どのようにしてマレーシアへお金を送るのか事前に理解していなければいけません。

これについては、日本国内の銀行を使ってはいけません。無駄に高額な手数料により、多額のお金を失うからです。そうではなくトランスファーワイズ(TransferWise)というサービスを利用しましょう。

ここでは日本からマレーシアへ海外送金を行う正しい方法について、どのように考えて実施するべきなのかを解説していきます。

MM2Hビザの作成では必ず海外送金が必要

どのような人であっても、MM2Hビザを取得するためには事前の海外送金が必要になります。もちろんマレーシア現地へ渡航しての銀行口座開設は必要ですが、口座開設した銀行に対して、その後に日本からマレーシアへお金を送るのです。

これは、MM2Hビザを取得できる要件の一つに「マレーシア現地での定期預金」があるからです。要件としては、以下のようになっています。

50歳未満 50歳以上
財産証明 50万リンギット(約1,500万円) 35万リンギット(約1,050万円)
定期預金 30万リンギット(約900万円) 15万リンギット(約450万円)
収入証明 月1万リンギット(約30万円)以上の収入

このように、それなりに高額なお金を定期預金として組まなければいけません。「定期預金を組んだ」という証明をもってMM2Hビザが発行されるため、ビザ取得の前に必ず海外送金する必要があるのです。

銀行での海外送金はデメリットしかない

そうしたとき、多くの人は日本国内の銀行を利用しての海外送金を考えると思います。ただ、これについては絶対にやめたほうがいいです。手数料が異常なほど高額であり、多くのお金を失うことになるからです。

これについては、以下のような手数料が必要になります。

  • 海外送金手数料
  • ぼったくりレート

知識のないころの私は、かつては海外送金で銀行を利用していました。ただ、そのときは多額のお金を損していました。例えば、以下は私が日本から海外へ送金したとき、銀行から取られた海外送金手数料です。

このように、11,000円ものお金を取られています。

さらに重要なのは、ここにぼったくりレートを課せられることです。圧倒的に不利な為替レートにより、日本円からマレーシア・リンギットへ交換されるようになると考えましょう。その結果、例えば100万円を海外送金するにしても「現地でいう95万円ほどの価値に下落する」ようになります。

もし50歳未満の人がMM2Hビザを取得する場合、最低でも30万リンギット(約900万円)の定期預金が必要なので、これだけのお金をマレーシアへ送金しなければいけません。

仮に100万円の海外送金で5万円分が手数料で消えるとなると、900万円分の海外送金なら45万円が手数料です。銀行を利用することで、どれだけ高額なお金が手数料によって消えるのか理解できると思います。

トランスファーワイズ(TransferWise)は最安値の海外送金方法

そのためMM2Hビザを取得するにしても、絶対に日本の銀行を利用してはいけません。MM2Hビザの取得を考える人というのは、マレーシア移住やマレーシア国内での投資を考える人になります。そうしたとき、日本の銀行へ高額な手数料を支払っている場合ではないといえます。

そうではなく、トランスファーワイズ(TransferWise)を必ず利用しましょう。海外送金の手法として非常に有名であり、海外在住の人の全員が利用しているやり方になります。

仕組みは少し複雑になるので説明は省きますが、トランスファーワイズだと為替レートによる損失がありません。つまり、手数料の大半を占めるぼったくりレートを取られることがないのです。海外送金を実行したそのときの基準為替レートにより、お金を海外へ送れると考えましょう。

また送金手数料も非常に安いです。銀行だと1万円以上の送金手数料を取られるのが一般的です。ただトランスファーワイズでは、そうしたことがありません。

例えば、以下は私が過去にトランスファーワイズを利用して、17万4,659円を送金したときの様子です。

ここにある通り、手数料は1,939円のみです。為替レートによる損失がなく、手数料も非常に低いため、銀行を用いた海外送金のような高額な手数料支払いは発生しません。

ちなみにトランスファーワイズのアカウントを作るに当たり、年会費などは発生しません。そのため、事前にアカウントを保有しておくことについてデメリットが一つもありません。ただ本人確認書類の提出などにより、アカウントを利用できるようになるまで2~3日ほどかかります。

一度の送金が100万円であり、高額送金は複数に分ける

なお、このように非常に手数料面で優れるトランスファーワイズですが、デメリットもあります。その中でも、一番のデメリットは送金上限額だといえます。

トランスファーワイズでは、一度の送金金額は100万円に制限されています。これは、「100万円以上を海外送金する場合は税務署へ届出をしなければいけない」という意味不明なルールを日本側が定めているからです。

こうした規定により、トランスファーワイズでは一度の送金上限額が100万円になっています。100万円を送るにしても、トランスファーワイズ側の手数料を差し引けば、100万円未満の海外送金になるので税務署への報告が不要というわけです。

・高額な海外送金は複数回に分ける

それでは、MM2Hビザのように高額なお金を一気に海外送金しなければいけない場合、トランスファーワイズは利用できないのでしょうか。もちろんそういうわけではなく、複数回に分けて海外送金すれば問題ありません。

例えば900万円分を海外送金したい場合、「100万円 × 9回」を実施すればいいです。私であれば、いまはマレーシアに住んでいて何度も高額な海外送金をしたことがあります。このとき、こうした分割での送金を実施したのです。ただ、何も問題なくマレーシアの銀行へ海外送金することに成功しています。

MM2Hビザ入手は送金のリードタイムも重要

また、このとき考えるべきは「海外送金するときのリードタイム」です。要は、「海外送金までどれくらいの時間を要するのか?」というものです。これは、実際にマレーシアでMM2Hビザを取得するとき、現地で銀行口座を開設したあと、素早く海外送金する必要があるからです。

まずMM2Hビザの取得では、仮認証の書類と共に銀行へ出向き、あなたの個人口座を開設することになります。

その後、開設した預金口座へ海外送金します。お金が着金したら定期預金を組み、定期預金口座証書を受け取ってイミグレーション(移民局)へ提示することで、ようやくMM2Hビザを受け取れるというわけです。

つまり現地で銀行口座を開設するだけでなく、「お金が着金して定期預金を組み、証書をもらってイミグレーションへ行く」という過程が必要になります。そのため、海外送金のリードタイムが重要になるというわけです。

トランスファーワイズはリードタイムが1営業日

そうしたとき、トランスファーワイズ(TransferWise)のリードタイムは非常に短く、1営業日にて着金します。

さすがに当日での海外送金は無理です。どれだけ早くても、翌日以降の着金です。ただ、トランスファーワイズ側が「あなたがきちんとお金を送金した」と認識し、1営業日が経過したら問題なく日本からマレーシアへ海外送金できるというわけです。

1営業日であるため、土日だとトランスファーワイズ側は認識できません。また夜も同様に認識してくれないため、夕方までに手続きをすることで翌日までの着金が可能になります。

一方、これが日本国内の銀行を利用した海外送金だと、ネット銀行でも3~5日ほど時間がかかるようになります。リアル支店を有する銀行だとさらに遅く、着金までに1週間以上の時間がかかります。これは、私が過去に銀行を利用して海外送金していたときの肌感覚です。

しかし、トランスファーワイズだと着金までが1営業日だけであるため、MM2Hビザを取得するにしても「マレーシアで何日もホテルで何もせずに滞在する」ことがなくなります。

オンラインだけで完結するので手軽

またトランスファーワイズ(TransferWise)はオンライン上だけで完結します。そのため、非常に手軽に海外から送金指示を出せます。

海外送金をするとき、オンライン完結かどうかは非常に重要です。銀行を利用して海外送金する場合、多くはオンライン完結ではないからです。

特に高額なお金を送金する場合、オンラインではなく書類の提出を必須にしている銀行がほとんどです。つまりマレーシアで銀行口座開設をするにしても、「日本にいる親などに頼み、書類を提出してもらう」「マレーシアから速達で日本の銀行へ書類を送る」などをしなければいけません。

またはネット銀行であっても、海外送金するためには「送金先の事前登録」がほとんどのケースで必要になります。これには2~3日ほど時間がかかるため、マレーシアで個人口座を開設するにしても、口座開設後に急いで海外送金先の口座として登録し、承認が下りるまで待たなければいけません。

ただトランスファーワイズだと、こうした面倒な作業がすべてありません。銀行を用いた海外送金だと必ず長いリードタイムが必要になるものの、そうした無駄な時間がなくなっているのです。

マレーシアへの海外送金はトランスファーワイズの一択

こうした理由があるため、MM2Hビザの取得やマレーシア移住をするとき、海外送金はトランスファーワイズ(TransferWise)の一択になります。

日本国内の銀行を利用してもいいですが「異常なほど手数料が高い」「何日ものリードタイムが必要」「高額送金で事前手続きが必要であり、すぐに送金準備できない」などデメリットが多いです。ただ、トランスファーワイズではこれらすべてのデメリットが解消されています。

海外在住者だと全員が利用しているサービスがトランスファーワイズ(TransferWise)です。銀行を使って海外送金を利用するのは、かつての私のような知識のない人だけです。

銀行を利用して海外送金するほど損をするだけでなく、無駄に煩雑な手続きが発生します。そこで「トランスファーワイズ(TransferWise)の公式サイト」で早めに登録し、いまからMM2Hビザ取得の手はずを整えておくようにしましょう。