ヘッジファンドの投資戦略はさまざまであり、その中の一つにイベント・ドリブン戦略があります。何らかのイベントがあるとき、投資をすることによって大きなリターンを出す戦略がイベント・ドリブン戦略です。

それでは、イベント・ドリブン戦略とは具体的にどのような投資法になるのでしょうか。また、デメリットとしては何があるのでしょうか。

イベント・ドリブン戦略の場合、非常に専門性の高い投資手法になります。また失敗すると、超高額な損失を受けることになります。そのため、イベント・ドリブン戦略を採用している優れたヘッジファンドは少ないです。

一つのミスで大きな損失を受けるのがイベント・ドリブン戦略です。イベント・ドリブン戦略はスペシャル・シチュエーションズとも呼ばれます。そこで、この戦略がどのような方法によって収益を出しているのか解説していきます。

イベント・ドリブン戦略とはどのような投資法か?

まず、イベント・ドリブン戦略(スペシャル・シチュエーションズ)とはどのような投資手法になるのでしょうか。一般的な投資では、経済や金利、企業価値を確認して株や債券、コモディティ(商品先物)などへ投資していきます。

一方でイベント・ドリブン戦略では、こうした経済状況や金利などの指標は無視します。そうではなく、何かしらのイベントが起こるときに株や債券へ投資します。例えば、以下のようなニュースです。

  • M&A(合併・買収)
  • 業務提携
  • リストラ
  • スピンオフ

上場企業であっても、例えば以下のようなニュースがあるのは普通です。

リストラによって無駄な人員を削減すれば固定費が減り、将来の利益が増えるかもしれません。そうすると株価は上昇するため、こうしたイベントを利用することで株価上昇を狙うのです。

何か会社にイベントが起こると、市場価値のゆがみを生じるようになります。そのようなときに投資を行い、企業価値のゆがみが解消されるまで投資を続け、リターンを得ることを目指すのがイベント・ドリブン戦略です。

企業買収や提携の発表があると株価は高騰する

なお一般的に、上場企業が買収されるときであったり、ほかの大企業と業務提携するという発表があったりすると、株価は高騰します。

会社が買収される場合、通常は市場価値よりも高い金額で買収会社が株を購入します。そのため買収発表後、株価が何十パーセントも高騰するのが一般的です。

また大企業と提携する場合、当然ながら売上や利益は大幅に伸びます。業務提携することによって一気に売り上げが拡大すると予測される場合、株価は数日間または数ヵ月にわたって高騰するのです。例えば以下は、後払いサービスを提供するアファームが大手ネット通販会社のAmazonと業務提携したというニュースです。

当然、大手通販会社にサービスが組み込まれれば売り上げが急拡大します。そのため、この提携発表後にアファームの株価は以下のように数ヵ月にわたって高騰しました。

業務提携が発表された後に投資したとしても、2ヵ月ほどで株価は60%以上も上昇しました。そのため、短期間で大きなリターンを得ることができます。

ただこうしたイベントが発生した後、時間が経てば株価の高騰は終わります。そうした場面では、企業価値のゆがみが解消されます。そこで、イベント・ドリブン戦略では株を売却することによって利益を確定します。

ディストレスト戦略は一般的なイベンド・ドリブン戦略

またイベント・ドリブン戦略(スペシャル・シチュエーションズ)の一つとして、ディストレスト戦略も知られています。ディストレスト戦略では、経営危機に陥っている会社の株や債券に対して投資する手法です。

普通、経営破綻している会社の株を購入したいとは思いません。ただディストレスト戦略では、あえてそうした上場企業の株式や債券へ投資するのです。経営危機に陥っているため、非常に安い価格で株や債券を購入することができます。また経営が改善すれば、株価や債券価格は大幅に上昇します。

割安株に投資する投資戦略をバリュー株投資といいます。ディストレスト戦略というのは、究極のバリュー株投資なのです。将来、必ず経営改善するであろう会社に長期投資することによって、株や債券で儲けることができます。

ディストレスト戦略でわかりやすい例としては航空会社の破綻があります。航空会社が破綻したとしても、高確率で国が救済します。飛行機はインフラとして非常に重要であり、航空会社が完全に倒産すると国のインフラが機能しなくなります。そのため国が救済するというわけです。

事実、過去には経営破綻したもののいまでも問題なく運営している航空会社はたくさんあります。例えば以下になります。

  • デルタ航空
  • 日本航空(JAL)
  • タイ国際航空
  • フィリピン航空
  • ヴァージン・オーストラリア航空

経営破綻後、これらの会社は強制的に大規模リストラや赤字路線の削減が行われ、経営状況は大幅に改善されました。

航空会社は国が救済するため、倒産確率が圧倒的に低く、ディストレスト戦略が成功しやすいわかりやすい例です。いずれにしても、こうした企業破綻というイベントに着目して投資するのもイベント・ドリブン戦略の一つです。

または、破綻寸前の会社を買収することによってリストラや事業構築を行い、儲かる会社に変えることによって企業価値を上昇させることを目指すファンドもあります。ディストレスト戦略では、こうした企業再生を前提とした投資戦略も頻繁に行われます。

スペシャル・シチュエーションズで失敗すると多額の損失を受ける

ただスペシャル・シチュエーションズは非常にリスクの高い投資手法です。投資に失敗すると、多額の損失を出してしまうからです。

例えば企業の買収・合併の発表があったとしても、その後に不成立になることがあります。その場合、株価が急落することによって大きな損失が残ります。

また買収されるという噂が流れることによって、株価が高騰することも頻繁にあります。ただその後、「買収の予定はない。いま流れている噂はデマだ」と公式に発表されることによって、一日で株価が20%以上も急落することがあります。

また破綻寸前の会社に投資する場合、経営状況が改善されず、会社が完全に倒産することがあります。実際、過去にはリーマン・ブラザーズという巨大な投資銀行がアメリカ存在し、破綻していまは存在しません。

2008年、サブプライムローンの問題によって多くの投資会社が損失を受け、リーマン・ブラザーズは特に大きな損失を受けていました。ただリーマン・ブラザーズは超巨大な投資銀行であったため、当時はほとんどの人が「FRB(アメリカの中央銀行)がリーマン・ブラザーズを救済する」と考えていました。

ただ予想に反し、FRBはリーマン・ブラザーズを救済しないという決定をしました。その結果、リーマン・ブラザーズは完全に破綻して世界中で金融危機を起こし、大規模な不況となりました。当然、投資先の会社が破綻すると株や債券は紙くずとなり、投資資金はすべて消えます。

イベント・ドリブン戦略のヘッジファンドは難易度が高い

なお実際のところ、イベント・ドリブン戦略(スペシャル・シチュエーションズ)を採用している優れたヘッジファンドは非常に少ないです。

投資機会に値する企業イベントが頻繁に発生するわけではありません。また予想が当たればいいものの、予想が外れることもあります。企業買収やリストラの発表があったとしても、株価が上がるとは限りません。

また破綻寸前に会社に投資をする場合、経営状況が改善せず、会社が倒産することによって株式価値や債券価値がゼロになることもあります。

こうした理由があるため非常にリスクが高く、イベント・ドリブン戦略によって常に好成績を残し続けるのは難しいのです。

インサイダー情報の入手は無理であり、かなり専門性が高い

また投資では、インサイダー情報を入手することはできません。上場企業の社長と知り合いになったとしても、企業内の情報を事前に入手することによって投資することはできないのです。

実際にインサイダー情報を利用して投資する場合、バレたら100%の確率で逮捕されます。そのため上場企業の経営者たちと人脈を作っても役に立たず、投資するときはほかの投資家と同じ土俵で戦わなければいけません。

また、企業買収や業務提携の情報を入手したとしても、その情報がウソである可能性は非常に高いです。そのため、情報が本物かどうか精査しなければいけません。前述の通り、「その噂はデマです」と公式に発表されることで、株価が暴落するケースは頻繁にあります。

インサイダー情報を利用することはできないため、イベント・ドリブン戦略ではあらゆる角度から企業分析をする必要があるのです。そのため非常に高い専門性が要求され、さらにはリスクの高い戦略がイベント・ドリブン戦略です。

グローバルマクロ戦略のヘッジファンドでも代用可能

なお一般的には、イベント・ドリブン戦略のヘッジファンドへ投資するのではなく、グローバルマクロ戦略のヘッジファンドへ投資します。スペシャル・シチュエーションズに比べて、グローバルマクロ戦略を採用している優れたヘッジファンドはたくさんあります。

グローバルマクロ戦略で有名なファンドマネージャーはジョージ・ソロスです。彼は特に投資対象を決めず、経済状況が変化するとき、株や債券、FX、コモディティへ投資します。ハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドではあるものの、破綻企業に投資するよりも安全な投資戦略がグローバルマクロ戦略です。

何か市場に大きな変化が起こるときに投資するという意味では、グローバルマクロ戦略はイベント・ドリブン戦略と似ています。ただグローバルマクロ戦略の場合、特定の企業に着目するのではなく、経済や金利など、より大きな市場をとらえて投資戦略を立てます。

例えば2008年のリーマンショックでは、リーマン・ブラザーズに投資したファンドは大損しました。一方で「将来は不況が来る」と経済状況を予測し、サブプライムローンを空売りしたり、不況後で割安になった株へ投資をしたりして、大きな利益を出したヘッジファンドはたくさんあります。

例えば以下のグローバルマクロ戦略では、2008年に起こった金融危機を利用して、2009年には341.84%(約4.3倍)のリターンを出しました。

グローバルマクロ戦略では、不況のときに大きなリターンを得ることができます。そのためリスクを考えると、特定の出来事に着目するイベント・ドリブン戦略ではなく、グローバルマクロ戦略のほうが一般的というわけです。

イベント・ドリブン戦略のヘッジファンドは存在する

特定の企業イベントに着目することによって、M&Aやリストラ、企業破綻のときに投資をする戦略がイベント・ドリブン戦略(スペシャル・シチュエーションズ)です。

非常に専門性が高く、投資前に情報が正しいかどうかを精査しなければいけません。インサイダー情報を利用することはできないため、情報が間違っていると損失が大きくなります。また破綻寸前の会社に投資する方法についてもリスクは大きく、失敗すれば株や債券がごみくずになります。

そのためイベント・ドリブン戦略で常に優れた成績を残しているファンドは少なく、イベント・ドリブン戦略を採用しているヘッジファンドを利用するのは投資家としてもリスクが高いといえます。そのため、普通だと一般人はイベント・ドリブン戦略ではなくグローバルマクロ戦略のヘッジファンドを利用します。

ヘッジファンドによって戦略が異なり、リスクも違います。ファンドの投資戦略にも着目し、どのヘッジファンドへ投資するのが最適なのか見極めましょう。

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英ポンドの価値が下がっているとはいっても、減税(によるインフレ)などが原因。日本とか、減税すらなくむしろ増税なのに円安&利上げ無理で詰んでいるという。

クワーテング英財務相、減税「まだ追加がある」 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-25/RIRSGHDWX2PU01?srnd=cojp-v2

日本のゴミ規制により、世界最大の優れた取引所だったが、これからは日本人がバイナンスを使うと

・わずかなトークン売買
・BUSD(米ドルと等価のコイン)を使えない
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という地獄が待っているのか😇

ブルームバーグニュース @BloombergJapan

EXCLUSIVE: バイナンスが日本参入へ、事業者登録を検討-関係者

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-26/RINK91T0G1L101

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田舎の薬局なら最初から年収600万だしね。薬剤師で金欠の人、自分のわがままを通しているだけにしか見えない。

例えばフィリピンのような途上国でも、新卒の現地採用で最初から月30万円超えとか探せば普通にある。現地人は無理だが、日本人の特権。

しかし給料が上がらないと嘆くものの、英語を勉強して海外でチャレンジしようとする人がほぼいない不思議。

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