オフショア投資の中でも、日本人が契約できる主要な会社の一つにインベスターズトラスト(Investors Trust:ITA)があります。元本確保型の金融商品が存在するなど、非常に安定性の高い商品を提供しているので日本人にとって人気のある保険会社になります。

ただ、元本確保のような安全性の高い金融商品ではなく、より高利回りを期待できる商品も存在します。その一つがエボリューション(Evolution)です。

インベスターズトラストで金融商品を契約する場合、エボリューションを検討する人は非常に多いです。ただ実際のところ、利回り(金利)の実績やロイヤリティボーナスがどうなっているのか理解していない人は多いです。

そうしたとき、「エボリューションでの手数料やボーナス、運用利回り実績を含めて実際のところ現状はどうなのか」を解説していきます。

Investors Trust(ITA)で攻めのポートフォリオを組む

インベスターズトラスト(ITA)での海外積立投資を行うとき、特別な理由がない限りは以下の2つのうちどちらかに加入することになります。

  • エボリューション(Evolution)
  • S&P500・インデックス

S&P500・インデックスはアメリカS&P500に連動しており、非常に堅実な投資をします。そのため元本確保があり、20年で元手の160%以上に資産を増やしてお金を返すことを確約してくれています。そのため安全性が高く、日本人に人気です。

それに対して、より攻める資産運用がエボリューション(Evolution)になります。独自のポートフォリオを組み、投資をしてくれるようになります。実際のポートフォリオは管理画面で確認でき、私のEvolutionの管理画面では以下のようになっています。

正直なところポートフォリオを見ても、この内容ではどうなっているのか意味不明だと思います。ただ、それでも問題ありません。私たちは資産運用のプロではなく、あくまでも投資家だからです。

資産運用はプロのファンドマネージャーに任せておき、お金が増えているかどうかを確認できれば問題ありません。

エボリューション(Evolution)の利回り・金利の実績を確認する

ただ、将来の利益が確定された金融商品ではないため、「実際のところ、どれくらいの利回りになっているのか」が最も気になるポイントだといえます。これについて、金利はどうなっているのでしょうか。

実績については公表されているわけではないため、ここでは私が実際にエボリューション(Evolution)に加入したときの実績で確認していきたいと思います。まず、私は25年契約で以下のような内容にしています。

  • 毎月450ドルを投資
  • 毎月のクレジットカード払い

この条件で3年半ほど経過したときの様子が以下になります。

このように海外積立投資をしているわけですが、どれだけの利回りになっているのかについては、以下の数字から算出できます。

このように、それまでの積立金額の合計が18,450ドル(積立期間は3年5ヵ月)です。それに対して、アカウント評価額が約19,328ドルです。つまり、差額の分だけ資産運用によってお金が増えていることが分かります。

これを年利換算して金利を計算すると、年間利回りは2.8%です。

オフショア投資では年利10%以上を目指しますし、低リスクの元本確保でも年利4%です。そうした視点で見ると、私が投資をした3年半ほどの投資成績は微妙だったといえます。元本割れはしていないものの、優れた投資成績というわけでもなかったわけです。

もちろん投資なのでその年によって大きく結果が左右されます。そのため、利回りは今後に期待といえます。

ちなみに、月によって0.5%ほどの運用益であったり、ひと月で8%ほども運用益が出ていたりなど、エボリューションはどうしても運用実績にバラツキが出ます。これについては、そういうものだと考えるようにしましょう。

エボリューション(Evolution)の手数料を確認するべき

なお、これらオフショア投資をするときは必ず手数料についても確認するようにしましょう。手数料はそれなりに高いため、どのような手数料相場になっているのかを理解することが運用益にも大きく左右します。

これについて、インベスターズトラストのエボリューションは以下のような3つの手数料が存在します。

  • 毎月の手数料:7ドル
  • 毎月の資産管理手数料:0.125%
  • 年間の管理手数料:1~10年目は1.9%、11年目以降は0.35%

公式サイトにも、以下のように明記されています。

それぞれ、どのようになっているのか確認していきます。

毎月の管理手数料が7ドル必要になる

どのような人であっても、毎月の管理手数料として7ドルを取られるようになります。金額としては少ないですが、毎月の投資額が少ない人にとってみると、7ドルの負担はわりと大きいです。

海外積立投資の場合、最低拠出額が決められています。エボリューション(Evolution)の場合、毎月100ドル(年間1,200ドル)になります。つまり、毎月1万円ほどから積み立て可能です。

ただ、1万円などの少額でオフショア投資をするのは微妙です。理由は単純であり、このように毎月7ドルの定額手数料が差し引かれるからです。毎月100ドルの積み立てであると、7ドルは初年度は約7%に当たります。7%も手数料で引かれていると、資産運用どころか手数料負けしてマイナスでの運用になってしまいます。

私は毎月450ドルを積立しているので既に示した通りプラス運用になっていますが、少ない拠出金額だとエボリューションでは資産運用に不向きだといえます。

そのため少ない積立額を考えている場合、エボリューションではなく元本確保型の金融商品など、その他の投資手法を考えなければいけません。エボリューションを考えているのであれば、少なくても毎月2~3万以上(200~300ドル以上)の積み立てを考えるといいです。

参考までに、仮に私と同じように毎月450ドルの積み立てをしている場合、月7ドルは年間で初年度約1.56%に当たります。積立額が大きくなれば誤差になるものの、最初のほうは手数料が大きく感じるようになります。

毎月の資産管理手数料は0.125%

これに加えて、毎月の資産管理手数料を取られます。あなたのアカウント評価額のうち、0.125%が毎月徴収されると考えましょう。

例えば、現時点で10,000ドルを積み立てしているとします。その場合、「10,000ドル × 0.125% = 12.5ドル」が手数料として徴収され、9,987.5ドルが手元に残ることになります。資産運用がうまく行けば、その分だけ資産管理手数料は上がり、資産が減れば資産管理手数料も減少するというわけです。

毎月これだけの手数料が取られるため、年間の手数料率としては単純に以下のようになります。

  • 月0.125% × 12ヵ月 = 1.5%

こうした手数料を支払うようになると考えましょう。

年間の拠出金額に手数料を取られる

なお、さらに年間の拠出金額に対して手数料を取られるようになります。この手数料についてはファンドの運用成績などは関係なく、純粋に年間の積立金額に応じた手数料となります。

繰り返しになりますが、以下の手数料率となります。

  • 1~10年目は1.9%
  • 11年目以降は0.35%

例えば年間5,000ドルをインベスターズトラストで海外積立投資する場合、1~10年目については以下の手数料になります。

  • 5,000ドル × 1.9% = 95ドル

一方で11年目以降は手数料率が0.35%に下がります。この場合、「5,000ドル × 0.35% = 17.5ドル」です。長期で積立投資をすれば、それだけ手数料を少なくできます。

このときエボリューションを契約して25年間の積立投資をするのであれば、全体をならして平均化すると手数料率は0.97%になります。

結局、投資信託での手数料は全体でいくらか

それでは、結局のところ年間の手数料率はどれくらいになるのでしょうか。これについては毎月の積立金額や満期を迎えるときの契約年数によって大きく異なります。資産運用の成績によっても金額は違ってきます。

ただ、私と同じように毎月450ドルで契約し、25年の積立投資をする場合は以下のような手数料になります。

  • 毎月の資産管理手数料:年間で1.5%
  • 年間の管理手数料:全体では年間で0.97%

※毎月7ドルの手数料は積立額が大きいと誤差の範囲になるので省きます。

これで計算すると、年間の手数料率は約2.5%になります。つまり、それなりに高額な年間手数料になることは理解しましょう。

これだけの年間手数料を支払っても、手数料を差し引いた後の運用利回りで年間2.8%を生み出していることになります。

ロイヤリティボーナスで手数料分を取り戻せる

ただ、いくらインベスターズトラストでの海外積立投資で優れた運用益を期待できるとはいっても、年間で2.5%ほども手数料を取られるのは高すぎると感じる人が多いです。私にしても、異常なほど高額な手数料だと考えています。

しかし、これについて実は大きな問題ではありません。インベスターズトラスト(Investors Trust:ITA)のエボリューションでは、ロイヤリティボーナスの制度が存在するからです。

日本の銀行や証券会社について、手数料率は年間3%以上です。しかも運用成績は微妙であり、ボーナス制度がないので確実に損をします。一方のオフショア投資では運用成績が優れるだけでなく、日本の金融商品には存在しないロイヤリティボーナスがあります。

エボリューション(Evolution)についても、毎月の積み立てを継続していれば以下のようにロイヤリティボーナスが支払われるようになっています。

例えば年間で5,000ドルの海外積立投資をする場合、10年での合計拠出額(積立金額の合計)は50,000ドルになります。そのため、「50,000ドル × 7.5% = 3,750ドル」がロイヤリティボーナスとして支払われます。

また11~15年目であれば、「5,000ドル × 5年 = 25,000ドル」を積み立てることになります。このときのロイヤリティボーナスは5%なので、「25,000ドル × 5% = 1,250ドル」がボーナスになります。

満期時に手数料をボーナスで相殺できるシミュレーション計算

ちなみに年間5,000ドルの積み立てをする場合だと、年間の手数料率は約2.5%になるため、25年での手数料合計は以下のようになります。

  • 年間5,000ドル × 2.5% × 25年 = 3,125ドル

もちろん、実際には膨れ上がった運用益の分だけ手数料が多くなるため、数字は大きくなります。ただ、ザックリとこれだけの手数料になると考えれば問題ありません。

一方でロイヤリティボーナスについては、年間5,000ドルの積み立てだと以下のようになります。

  • 1~10年目:3,750ドル(拠出金の7.5%)
  • 11~15年目:1,250ドル(拠出金の5%)
  • 16~20年目:1,250ドル(拠出金の5%)
  • 21~25年目:1,250ドル(拠出金の5%)

これを合計すると7,500ドルになります。つまり、手数料の総額支払い額よりも多くのロイヤリティボーナスを手にすることができます。

インベスターズトラストについて、エボリューション(Evolution)の手数料率だけを見ると異常なほど高いです。ただ、高額手数料の問題についてはロイヤリティボーナスで吸収できるどころか、プラスにできるので大きな心配をする必要はありません。

なお、ロイヤリティボーナスというのは「ボーナスをもらえるもの」というよりも、海外の保険会社による高額な手数料を吸収するためのものだと考えるようにしましょう。日本の金融商品だと手数料は取られたままですが、海外のオフショアファンドならボーナスによって手数料分を取り戻せるようになっているのです。

・満期での運用益はもっと増える

このように手数料分の元を取れることから、きちんと最後(満期)まで投資をすれば運用利回りはより改善できることが分かります。

最初のほうで「年間利回りは2.8%」と記しましたが、この時点ではまだ3年半ほどしか運用できておらず、ロイヤリティボーナスは支払われていません。仮にきちんと満期まで運用し、ロイヤリティボーナスが上乗せされれば、年間の金利としては約8%になります。

オフショア投資は前述の通り年利10%を目指すので、実際にはもうちょっと頑張ってほしいところです。ただ、それでも年利8%ほどなのであれば、投資をする価値は大きいといえます。

途中の減額や引き出しは厳禁

なお、エボリューションへの積立投資によってロイヤリティボーナスをもらうことができ、最終的に手数料分を取り戻せることは理解できたと思いますが、このときには条件があります。それは、「途中での減額や停止、引き出しなしに積立投資を継続した場合」になります。

仮に、途中で減額や一部解約(引き出し)をした場合、ロイヤリティボーナスは支払われません。そのため、エボリューションを実施するとき途中の減額や停止はあり得ないと考えるようにしましょう。

これについては、公式サイトにも以下のように記されています。

インベスターズトラストの紹介者によっては、「途中で減額や停止、一部解約(引き出し)が可能なので、最初は高めの金額を設定すればいい」と助言することがあります。ただ、こうした悪徳業者に引っかかると確実に後悔します。

インベスターズトラスト(Investors Trust:ITA)に限らずオフショア投資でのすべての金融商品に共通していますが、最初に決めた金額をずっと投資するから意味があります。この大前提が崩れると元本割れしてむしろ損をする確率が非常に高くなります。

こうしたポイントを理解したうえで、20年後や25年後の満期までずっと投資し続けることのできる金額を設定し、高利回りでの資産運用を実現するようにしましょう。

優れた年利でオフショア投資を実現する

日本の金融商品では実現不可能なほどの高利回りで資産運用できるのがオフショア投資です。海外で生命保険や投資信託をすることで、資産が大きく増えるようになるのです。その中でもインベスターズトラスト(Investors Trust:ITA)は有名であり、日本人にとって人気です。

インベスターズトラストは複数の商品があり、元本確保型の商品があれば、エボリューション(Evolution)のように独自のポートフォリオを組んで投資する商品もあります。

これらエボリューションは高利回りを期待できますが、その分だけリスクもあります。また手数料も高めに設定されています。ただ手数料については、ここまで説明した通りロイヤリティボーナスによってプラスに転じることが可能になります。

「満期を迎えるまでの減額や停止、一部解約をするのは微妙」というデメリットはあるものの、「満期を迎えるまで、減額や停止、一部解約を行わない」というルールさえ守れば、資産を増やせる可能性の高い金融商品になります。これらの特徴を理解したうえで、インベスターズトラストのエボリューションを活用するようにしましょう。

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