海外投資は富裕層が資産を増やすために必須の手法です。より具体的にいうと、税金がほとんどかからないタックスヘイブン(オフショア地域)で彼らは投資しています。

タックスヘイブンにてオフショア投資をすれば、ヘッジファンドへ投資することができます。例えばハーバード大学基金はヘッジファンドへ投資していることが知られており、これはオフショア投資をすることで資産を大きく増やせるからです。

それでは、富裕層向けのオフショア投資としては何があるのでしょうか。実際のところ、ヘッジファンドへの投資は一般人であっても可能です。必ずしも富裕層である必要はありません。

ただ富裕層であれば、オフショア投資の内容が有利になります。そこで、どのように金持ちがオフショア投資をしているのか解説していきます。

富裕層はオフショア投資を積極的にしている

プロの投資家であれば、株や債券に投資をすることによって資産運用を行い、自らの保有資産を増やすことができます。ただ富裕層の場合、金持ちとはいっても、自ら事業をしたり資産家だったりする人がほとんどであり、プロの投資家ではありません。

そのためこうした金持ちはプロに資産運用してもらうのが一般的です。そこでオフショア投資をします。

世界中には機関投資家やファミリーオフィスが多数存在します。彼らは投資信託に投資しているものの、それだけでなくヘッジファンドへも投資しています。タックスヘイブンを利用すれば、オフショア投資をすることができます。

オフショア投資には種類があります。富裕層が行うオフショア投資は一般的にヘッジファンドへの投資になります。例えば以下は、世界中の機関投資家やファミリーオフィスが投資しているヘッジファンドです。

ヨーロッパでつなぎ融資を提供している低リスクのヘッジファンドです。株や債券に投資しないため景気に左右されず、過去にマイナスリターンはありません。ハイリスクのヘッジファンドのように年利20~30%を目指すのは不可能ですが、低リスクにて安定したリターンを得ることができます。

パナマ文書で明らかになった富裕層のタックスヘイブン利用

こうしたヘッジファンドへ投資するためには、必ずタックスヘイブンを利用しなければいけません。日本で証券口座を開設したとしても、ヘッジファンドへ投資するのは不可能です。

またオフショア投資をしていることを富裕層が公言することはありません。ただ実際には、政治家や経営者、有名人を含めて多くの人がオフショア投資によってヘッジファンドへ投資しています。これは、過去に判明したパナマ文書で明らかになっています。

タックスヘイブンを利用していた人のリストがおおやけになり、その中には大物政治家や巨大企業、有名人の名前が数多く入っていました。要は、彼らはタックスヘイブンを積極的に利用していたわけです。

なぜ富裕層が積極的にオフショア投資をするかというと、彼らの母国で資産運用するよりも圧倒的にお金が増えやすいからです。富裕層がオフショア投資をするのは普通なのです。

オフショア投資・ヘッジファンド投資は一般人でも可能

なお実際には、オフショア投資は富裕層向けの投資手法ではありません。ヘッジファンドは一般人であっても投資することができます。最低30,000米ドル(約300万円)の投資資金は必要になるものの、このお金を用意できる場合は誰でもヘッジファンドへ投資できます。

またオフショア投資では積立投資も可能です。積立投資の場合、月1~2万円で開始することができます。この事実を考えると、オフショア投資は富裕層向けではなく、誰でも開始できることが分かります。

ただ一般人よりも、富裕層のほうが優れた情報が入ってきやすいです。当然、優れた情報の中にはオフショア投資も含まれます。そのため、金持ちの多くでオフショア投資をしているのです。

投資には詐欺情報が多いものの、オフショア投資の場合は投資先の会社が超巨大企業であり、世界的な格付け会社からの評価も高いです。中には上場している会社もあります。本物の情報であるため、多くの富裕層が資産運用のためにタックスヘイブンを利用しています。

投資できる金額が多いと複利の効果が高い

これらの事実を理解すると、オフショア投資は必ずしも富裕層向けの投資商品ではないと分かります。一般人であっても投資できるからです。

ただ金持ちであると、一般人よりもオフショア投資が有利であるのは間違いありません。まず、投資できる金額が多いので複利による効果が大きいです。

オフショア投資では多くの投資法があり、その中でも積立投資によってヘッジファンドへ投資する方法は一般的です。以下は私がしている海外積立投資の管理画面です。

ケイマン諸島に籍を置く投資会社を利用して私はオフショア投資をしています。私の場合は10のファンドに分散投資しており、過去5年の平均年利は上の画像の通り24.1%です。

このオフショア投資については、ロング(買い)だけをするファンドへの投資なので不景気のときはパフォーマンスが下がるものの、このような高利回りが可能です。

それでは、元本の違いによって資産運用の効率はどう変わるのでしょうか。利回りを低めに見積もり、オフショア投資によって年利10%で資産運用できると仮定します。この場合、投資元本が違うと20年後は以下のような違いが表れます。

  • 100万円:20年後は約673万円
  • 200万円:20年後は約1,345万円
  • 300万円:20年後は約2,018万円
  • 500万円:20年後は約3,364万円
  • 1,000万円:20年後は約6,727万円

このように、元本の違いによって将来の資産金額は大きく変わります。20年後に資産が約6.7倍になる事実は同じです。当然、富裕層であれば多くのお金を投資できるため、増える金額はより高額になりやすいです。

分散投資できるのは富裕層の強み

また富裕層の場合、いくつものヘッジファンドへ分散投資できます。私の場合、以下のオフショア投資をしています。

  • オフショア積立投資
  • オフショア生命保険
  • 一括払いでのヘッジファンド投資

また一括払いでヘッジファンドへ投資するにしても、ヘッジファンドには低リスクのファンドがあれば、ハイリスクのファンドもあります。

またヘッジファンドごとに投資戦略が異なります。低リスクのヘッジファンドの場合、不動産に投資するファンドがあれば、つなぎ融資を提供するファンドもあります。また、債券に投資する低リスクのヘッジファンドも存在します。

高リスクヘッジファンドの場合、コンピューター(AI)による自動取引をしているファンドがあれば、金投資に特化しているヘッジファンドもあります。

金持ちではない個人投資家の場合、投資先のヘッジファンドは限られます。ヘッジファンドへ投資するとき、最低投資額が10,000ドル(約100万円)だからです。

例えば30,000ドル(約300万円)でオフショア投資口座を開設する場合、3つのヘッジファンドへ分散投資できます。

  • 10,000ドル × 3ファンド = 30,000ドル

一方で金持ちであれば、より高額なお金を投資することができます。そのため投資戦略が異なるヘッジファンドへいくつも投資できます。投資によって資産を増やす大原則は分散投資です。そういう意味では、富裕層は一般人よりも有利な条件でオフショア投資を開始できます。

プライベートバンクは1億円以上の資産を投資すれば可能

なおオフショア投資で唯一の富裕層向けサービスとしてプライベートバンクがあります。プライベートバンクの場合、最低投資額は500,000米ドル(約5,000万円)です。

また将来的に1,000,000ドル(約1億円)に投資額を上げることが条件になっています。そのため一般人ではプライベートバンクを利用できません。スイスに登録されているプライベートバンクサービスを利用することによって、富裕層はヘッジファンドへ投資することができます。

注意点として、オフショア投資口座を利用したとしてもプライベートバンクを利用したとしても、投資先のヘッジファンドは同じです。

オフショア投資口座やプライベートバンクというのは、お金の預け先です。その後にどのヘッジファンドへ投資するのかはあなたの自由です。

実際には、オフショア投資での投資先はIFA(代理店)が決めます。オフショア投資では必ずIFAを通して契約しなければならず、それだけでなく投資先のヘッジファンドもIFAが選定するのです。そのため契約するIFAが重要になります。

ただ一般人が利用できるオフショア投資口座であっても、富裕層向けのプライベートバンクであっても、同じヘッジファンドへ投資する場合、資産運用の結果は同じになることを理解しましょう。

富裕層はヘッジファンドへ投資している

富裕層の多くはオフショア投資をしています。これは、日本で投資するよりもタックスヘイブンを利用したほうが、効率的に資産が増えると彼らは知っているからです。事実、パナマ文書では多くの政治家や大企業、有名人がタックスヘイブンを利用していることが判明しました。

誰でもオフショア投資を始めることができます。オフショア投資は富裕層向けのサービスではなく、個人投資家であっても開始できます。

ただ富裕層のほうが投資元本は大きく、さらには分散投資できるので一般人よりも資産を効率的に増やすことができます。

そのためお金持ちなのであれば、オフショア投資を開始しましょう。日本で投資するときに比べて、あなたの資産が加速度的に増えます。優れたヘッジファンドへ投資して、高い利回りを実現しましょう。