金持ちでなく、一般人であってもヘッジファンドへ投資することができます。30,000米ドル(約300万円)以上のお金を一括投資できる場合、税金がほとんどかからないタックスヘイブン(オフショア地域)を利用することによってヘッジファンド投資が可能です。

ただ、ヘッジファンドへ投資するとき気になるのが手数料です。ヘッジファンドへの投資では、どのような手数料がかかるのでしょうか。

実際のところ、ヘッジファンドへ投資するときの手数料は高いです。購入手数料や成功報酬フィーなど、さまざまな手数料を差し引かれます。ただ私たちが確認するファクトシートは手数料が引かれた後の数字なので、そこまで気にする必要はありません。

そうはいっても、投資をする前に手数料の内容や明細を知っておくことは重要です。そこで、オフショア投資を利用してヘッジファンドへ投資するとき、どのような手数料体系になっているのか確認していきます。

ヘッジファンドには大きく3つの手数料がある

タックスヘイブンにある保険会社(投資会社)を利用することによって、ヘッジファンドへ投資できます。日本にあるヘッジファンドはすべて詐欺ですが、オフショア地域にあるヘッジファンドを利用すれば優れた利回りを実現できます。

このとき、ヘッジファンドには大きく3つの手数料があります。3つの手数料はすべて高額であり、それぞれ以下のようになっています。

  • 購入手数料
  • 管理手数料
  • 成功報酬

優れたヘッジファンドの場合、ファンドマネージャーの年収は異常なほど高額です。これは、ヘッジファンドが顧客の資産を増やす代わりに、これらの手数料を取るからです。それぞれの内容を確認していきます。

購入手数料はヘッジファンドごとに異なる

ヘッジファンドでは購入手数料を取ることがあります。これについてはヘッジファンドによって異なり、購入手数料ゼロのケースがあれば、購入手数料として投資額の5%を取られることもあります。

例えば以下は、購入手数料5%のヘッジファンドです。

ケイマン諸島に登録しているハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドであり、年利20~30%が可能なファンドです。私はこのヘッジファンドに投資しており、購入手数料は5%かかりました。

なお、20年以上はこのファンドに資産を置いておくことを考えています。また、利回りが高いのですぐに購入手数料率5%の元を取ることができました。

ヘッジファンドの中では、購入手数料を取っているファンドは少ないです。ただハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドになると、購入手数料を取っているケースが多いです。

・解約手数料が存在する

注意点として、購入手数料がなくても解約手数料を設定しているヘッジファンドは多いです。ヘッジファンドは長期投資が大前提であり、証券会社経由での投資のように短い期間で売買されるのをファンドマネージャーは嫌います。

そのため購入手数料がないヘッジファンドであっても、短期間の解約では解約手数料を設定しているヘッジファンドがほとんどです。この場合、解約手数料率5%が一般的であり、一年が経過するごとに1%ずつ解約手数料率が減っていきます。最終的には、5年経過後に解約手数料がゼロになります。

例えば以下のヘッジファンドでは、購入手数料はゼロであるものの、解約手数料率が5%となっています。

ただ年数経過と共に解約手数料率は低くなり、5年後には解約手数料がゼロになります。ヘッジファンドでの解約手数料はこれが一般的な形態です。

なお購入手数料を設定しているヘッジファンドの場合、解約手数料はないのが一般的です。

管理手数料を毎月取られる

購入手数料や解約手数料に加えて、ヘッジファンドでは管理手数料が毎月発生します。あなたの資産残高に対して、毎月手数料を取られるのです。

管理手数料はヘッジファンドごとに異なるものの、一般的には管理手数料1~2%が普通です。つまり、資産残高に対して年間1~2%の手数料になります。低リスクのヘッジファンドであれば、管理手数料は低めです。一方でハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドは管理手数料が高めです。

例えば以下は、ハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドの管理手数料です。

ファクトシートを確認すると、管理手数料率が年2%になっていることが分かります。この年間管理手数料を毎月に分けて支払うことになります。

成功報酬のフィーを課せられる

ヘッジファンドへ支払う手数料には、他にも成功報酬があります。ヘッジファンドではファンドマネージャーがあなたの資産運用を行い、お金を増やすように努力します。そこで増えたお金に対して、成功報酬で手数料を取られます。

いくらの成功報酬になるのかについては、低リスクのヘッジファンドでは儲けた額の15%の成功報酬が一般的です。一方でハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドの場合、20%の成功報酬が一般的です。

例えば以下は、低リスクのヘッジファンドのファクトシートです。

このように、成功報酬(Performance Fee)は15%です。ファンドが資産運用することによってあなたのお金が増えれば、成功報酬として手数料を取られるようになります。

計算方法は毎月の上昇額から計算する

それでは、成功報酬の計算方法はどのようになっているのでしょうか。ヘッジファンド投資では、成功報酬は毎月取られます。ファンドマネージャーはあなたの資産を増やすように努力し、その結果として毎月資産が増えるようになります。その後、増えた資産に対して成功報酬を取られます。

例えばファンドマネージャーが資産運用することによって、あなたの資産が100万円増えたとします。この場合、増えた100万円に対して成功報酬を取られます。

仮に成功報酬が20%なのであれば、100万円のうち20万円がヘッジファンドの手数料であり、残り80万円があなたの資産として残ります。

もちろん、月によってはマイナスリターンになることもあります。マイナスリターンの場合、その月は成功報酬を取られません。ただプラスリターンの場合、毎月成功報酬を取られます。

投資信託に比べ、圧倒的に手数料が高い

このような報酬体系になっているため、投資信託に比べてヘッジファンドへの投資は非常に手数料が高いことが分かります。

インデックスに連動する投資信託の場合、手数料は非常に安いです。例えば、S&P500(VOO)の年間手数料は資産残高に対して0.1%未満です。Nasdaq100(QQQ)の管理手数料は年0.2%ほどです。

S&P500(VOO)はアメリカのトップ500社に投資する指標です。一方でNasdaq100(QQQ)はNasdaqに上場しているトップ100社に投資する指標です。これら投資信託へ投資する場合、購入手数料はありませんし成功報酬もありません。加えて、年間管理手数料は安いです。

そのため、インデックス投資に比べてヘッジファンドへの投資は手数料が異常なほど高額といえます。

ファクトシートには手数料を引いた後の数値が出される

このように手数料が高いにも関わらず、なぜ多くの人がヘッジファンドへ投資するのでしょうか。それは、たとえ高い手数料を支払ったとしてもヘッジファンドへ投資する方が高利回りだからです。

例えばS&P500(VOO)へ投資する場合、年利7~9%であることが広く知られています。また、Nasdaq100(QQQ)は年利13~15%です。証券会社に口座開設し、S&P500やNasdaq100に投資すればあなたのお金は増えていきます。

一方でヘッジファンドの場合、低リスクのヘッジファンドであっても年利10%ほどが普通です。またハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドの場合は年利20~30%です。重要なのは、これらの年利はヘッジファンドへの手数料を引いた後の数字であることです。

例えば以下は、不動産ローンを取り扱うヘッジファンドのファクトシートです。

このヘッジファンドは株式や債券へ投資しないため、低リスクのヘッジファンドです。それでいて、平均年利は13.26%です。ファクトシートを確認すれば、S&P500へ投資するよりも効率よく資産を増やせることが分かります。当然、私もこのヘッジファンドへ投資しています。

確かにヘッジファンドへの投資は手数料が高いです。ただ投資信託で資産運用するよりも効率的にお金を増やせるのであれば、インデックス投資ではなくヘッジファンド投資のほうが優れているといえます。

景気に関係ない絶対収益がヘッジファンド

また多くの人がヘッジファンドへ投資する理由として、他にも景気に左右されないことがあげられます。S&P500やNasdaq100は非常に有名な指標であり、多くの人が投資をしています。

ただ株式投資の場合、株価は必ず景気に左右されます。数年に一度は大不況となり、株価が40%や50%ほど下落するのは普通なので、大不況があったとしても株を保有し続けるメンタルがなければいけません。

一方でヘッジファンドの場合、絶対収益を目指すため景気が関係しません。

例えば低リスクのヘッジファンドであれば、不動産やつなぎ融資など、株や債券とは関係ない投資をします。そのため、世界的な不況であっても収益を出すことができます。例えば以下は、株式に投資をしていない低リスクのヘッジファンドです。

2020年の2月と3月はコロナウイルスによるパンデミックが起こり、株価が大暴落した月です。ただ、こうした時期であっても関係なくプラスリターンになっていることが分かります。そのためこのヘッジファンドへ投資すれば、景気に左右されないことが分かります。

また株式や債券、FX、先物へ投資するハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドの場合、ロング(買い)だけでなく、ショート(売り)もします。つまり、株価が値下がりしているときについても利益を出すことを考えます。

そのため世界的な不況であっても、ハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドは利益を出すことができます。

投資信託の場合、世界的な不況の場面では100%の確率で資産が大幅に減ります。一方でヘッジファンドへ投資する場合、景気に左右されることがなくなります。

優れたヘッジファンドでないと投資価値がない

ただ最も注意しなければいけない点として、優れたヘッジファンドへ投資しなければいけないことがあげられます。

前述の通り、ヘッジファンドでは購入手数料や管理手数料、成功報酬フィーを差し引かれます。そのため運用成績の悪いヘッジファンドの場合、まったくお金が増えません。むしろ、マイナスリターンになります。

そこで、過去5年以上のヘッジファンドの利回り実績がどうなっているのかファクトシートを必ず確認しましょう。もし平均利回りが低いのであれば、投資価値のないヘッジファンドです。

参考までに、オフショア投資で最もリスクの低い投資方法として、オフショア生命保険が知られています。オフショア生命保険は年利4%ほどであり、低リスクの投資ではそれ以上の利回りでなければ投資する意味がありません。そのため低リスクのヘッジファンドであれば、平均年利6%以上であれば投資する価値があります。

一方でハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドの場合、必ず平均年利15%以上のファンドに投資するようにしましょう。また通常、ハイリスクのヘッジファンドの場合は年利20~30%を期待するのが一般的です。

Nasdaq100(QQQ)に投資すれば、年利13~15%になることが広く知られている以上、この年利よりも高い利回りのヘッジファンドでなければ投資する価値がありません。高い手数料を支払うことになるため、平均年利15%を下回るハイリスクのヘッジファンドは投資価値がありません。

なお、ヘッジファンドは無数に存在します。その中から、優れた投資先のヘッジファンドを選ぶようにしましょう。

タックスヘイブンでオフショア投資口座を開設した後、どのヘッジファンドへ投資すればいいのかアドバイスするのがIFA(代理店)です。また、IFA経由でなければオフショア投資口座を開設できません。そのため、どのIFAから申し込むのかが最も重要です。

手数料は高いが、資産運用の効率は優れる

オフショア投資としてタックスヘイブンを利用すれば、誰でもオフショア投資口座を開設し、ヘッジファンドへ投資できます。ただヘッジファンドの手数料は非常に高額です。このとき手数料には、購入手数料や管理手数料、成功報酬フィーがあります。

なお手数料は高額であるものの、多くの人がヘッジファンドに投資しています。この理由として、投資信託へ投資するよりもヘッジファンドを利用するほうが効率的に資産を増やせるからです。

またインデックス投資をする場合、必ず株価は景気に左右されます。一方で低リスクのヘッジファンドの場合、不景気であってもプラスリターンになります。またハイリスクのヘッジファンドも同様に、ロング(買い)だけでなくショート(売り)をするため、景気に関係なくリターンを出せます。

手数料が高くても多くの人がヘッジファンドへ投資するのは、こうした理由があります。またファクトシートの数字は手数料を引いた後の数字なので、そこまで手数料の高さを気にする必要はありません。これらを理解して、優れたヘッジファンドへ投資するようにしましょう。

海外のオフショア投資で優良な日本人代理店を紹介

オフショア投資であれば、「20年で2倍以上の元本確保投資」や「年利10%以上の投資」、「30年で資産が18倍以上に増えるヘッジファンド投資」などが可能です。ただ、このときはIFA(代理店)を経由しなければオフショア金融機関と契約できません。

しかし、実際のところ紹介者・代理店によって投資成績が大きく異なります。さらにいうと、紹介者がダメな場合、詐欺まがいの投資方法を提示されたり、途中で連絡が取れなくなったりします。これでは資産運用どころではありません。

そこで、当サイトでは「オフショア投資の相談に乗り、最適な投資プラン」を提案します。年利10%以上での資産運用や元本確保での低リスク投資、オフショア生命保険を用いた確実な資産増、ヘッジファンド利用などさまざまな投資が可能です。

相談依頼は全国対応(全世界対応)にて24時間365日、受け付けています。海外積立投資で最重要なのが「どの紹介者から加入するのか」であり、これによって年利はまったく異なります。そこで、オフショア投資信託やオフショア保険(生命保険)、ヘッジファンド投資を含めて、ヒアリング後にあなたにとって最も優れる投資法を紹介します。

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