会社で余裕資金をもつ場合、資産運用によってお金を増やすことができます。会社は低リスクの投資をする必要があり、特に人気の投資先が債券です。

国債や社債に投資することによって、配当・利息を得ることができます。投資先の債券によって年利は異なり、低リスクの債券では年利2%ほどです。また高利回りの債券では年5%ほどの配当収入を得ることができます。

それでは、具体的にどのような債券へ投資すればいいのでしょうか。会社が債券へ投資する場合、債券ETFを利用するようにしましょう。さまざまな債券を組み合わせた投資信託が債券ETFです。

債券ETFにはさまざまな種類があります。そこで、会社がどの債券ETFを利用すればいいのかを含めて解説していきます。

法人は低リスク投資が向いている

個人投資家は積極的にリスクの高い投資法をすればいいです。要は、株に投資するべきです。株であれば、インデックス投資であっても年利10~15%が可能です。

一方で法人の資産運用では、株へ投資するべきではありません。株式投資では大きく資産を増やせる可能性がある一方、資産を減らしてしまうリスクもあるからです。会社では急に大きな資金が必要になることが頻繁にあるため、失敗しない投資法を選択しなければいけません。

そのため、法人の資産運用で債券の利用は優れています。国債や社債に投資することによって、利子を得ることができます。株のように高い年利を得ることはできないものの、配当によって資産を増やすことができます。

例えば、以下はS&P500(黄色の線)とHYG(青色の線)の比較です。

S&P500はアメリカトップ500社に投資するインデックスです。また、HYGは高利回り債券です。株式投資(S&P500)に比べて、債券(HYG)の価格変動は少ないことが分かります。

HYGは高利回り債券であるため、債券ETFの中では価格変動が大きいです。ただそれでも、株に比べると価格変動は少ないです。

債券ETFへ投資し、利子を得る

債券へ投資する場合、お金は増えにくいものの、失敗もほとんどありません。低い年利にて、安定してリターンを得ることができます。

このとき投資するべきは債券ETFです。いくつもの国債や社債が混ざっている債券ETFへ投資することによって、配当を得るのです。債券ETFへ投資する場合、上場している投資信託なのでいつでも売買することができます。

債券へ投資するときには、特に理由がない限りほとんどの人が債券ETFを利用します。また会社の場合、前述の通り急に大きなお金が必要になることがあります。そのため、自由に売買できる債券ETFへの投資が優れています。

・配当(利子)や値上がり益への税率は約30%

なお債券ETFへ投資する場合、配当・利子や値上がり益を得ることができます。この場合、支払う税金は儲けの約30%です。法人税率が約30%だからです。

会社の場合、本業での儲けであっても、投資での儲けであっても、税率はすべて同じです。儲けの種類に関係なく、税率約30%を課せられると理解しましょう。

法人におすすめの債券ETF

それでは、どのような債券ETFへ投資すればいいのでしょうか。優れた債券ETFはアメリカに上場されています。つまり、米国の債券ETFへ投資しましょう。当然ながら、米ドルで投資することになります。

注意点として、日本の債券へ投資してはいけません。日本の国債や社債は利率が低く、投資する価値がありません。そのためアメリカの会社に限らず、会社の資産運用では、全世界すべての会社がアメリカの債券ETFを利用するのが一般的です。

アメリカの会社を除いて、米ドルでの投資には通貨リスクがあります。ただ低リスクの投資をしつつ、高めの利回りを得るためには米国の債券ETFが最適です。会社の資産運用で特におすすめの債券ETFは以下になります。

  • バンガード・米国トータル債券市場ETF (BND)
  • iシェアーズ 米国国債7-10年ETF(IEF)
  • iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF(HYG)

それぞれの債券について解説していきます。

配当年利2%ほどのランクが高いBND

債券ETFの中でも、資産総額が非常に大きい債券ETFがBNDです。アメリカ国債や巨大企業の社債など、格付けの高い債券に投資するのがBNDです。

格付けが高い債券であるため、債券ETFの中では利回りが低く年利2%ほどです。ただ信用度の高い債券へ投資する投資信託であるため、価格の変動は少ないです。

例えば以下は、リーマンブラザーズの破綻があったときのBNDの価格推移です。

2007年から2009年では、株価は半分以下に下がりました。一方、BNDの場合はリーマンブラザーズが破綻した2008年9月に10%ほど価格が下落したものの、3ヶ月後には価格が元に戻っています。たとえ大不況が起こったとしても、価値が失われない債券ETFがBNDです。

格付けの高い国債や社債へ投資するため、BNDを利用することで、ほとんどリスクなく会社資産を増やすことができます。

アメリカ国債へ投資するIEF

また米ドルで投資する場合、アメリカ国債へ投資することを検討するのは優れています。BNDへ投資することによっても、アメリカ国債へ投資することができます。ただBNDには社債も含まれています。そこで、アメリカ国債のみに投資するのです。

アメリカ国債へ投資する債券ETFとしてIEFが知られています。7~10年のアメリカ国債へ投資する債券ETFがIEFであり、年利は1~2%ほどです。

注意点として、債券価格の変動はBNDよりも大きいです。以下はBNDとIEFの価格推移を比較したチャートです。

BNDには社債が含まれているものの、IEFはアメリカ国債のみに投資します。当然、アメリカ国債の価格はFRBによる政策金利や米国景気に大きく影響を受けます。

配当利回りを比較すると、BNDとIEFに大きな違いはありません。ただIEFのほうが債券価値の変動が大きく、将来の値上がり益を得られる可能性があります。そのため債券投資をするとき、BNDよりもリスクの高い投資先がIEFです。

HYGで年5%の配当を得る

ただ、配当利回りが年間1~2%なのは低いです。そのため経営者によっては、より大きな利回りを得たいと考える人は多いです。その場合、HYGへ投資しましょう。HYGであれば、年間に得られる利回りは約5%です。

HYGはハイイールド債と呼ばれています。別名でジャンク債です。つまり、格付けの低い社債へ投資する債券ETFがHYGです。格付けが低いため、投資リスクは高いです。そのため高い利回りを得ることができます。

ただジャンク債とはいっても、米国に上場している会社であるため、世界的に有名な会社も含まれています。また時価総額10兆円を超え、株価が伸び続けている会社もたくさん含まれています。ただ米国トップ企業に比べると会社規模が小さいため、ジャンク債になるというわけです。

なお投資先企業の信用度が低いため、BNDやIEFに比べるとHYGは価格変動が大きいです。以下はHYGの価格推移です。

このように、HYGの値動きは大きいです。また株のような値上がりは期待できないものの、大きな値下がりもありません。

なお、このチャートは約5%の配当収益を考慮していません。そのためHYGに投資する場合、複利にて会社資産を増やすことができます。また長期では債券価値がほとんど変化しないため、年5%ほどの利子を得る投資先と理解すればいいです。

法人が債券ETFによって資産運用を行う

会社に高額な余裕資金がある場合、積極的に資産運用しましょう。銀行にお金を預けても増えないため、投資することでお金を増やすのです。

法人の資産運用では低リスクの投資が優れています。こうした投資法として債券ETFが知られています。株のような大きな値上がりはないものの、配当・利息を得ることによって複利で資産を増やすことができます。

法人にとって優れる債券ETFとしてBNDやIEF、HYGが知られています。これらの債券ETFを利用して会社のお金を増やすようにしましょう。

会社の資産運用では正しい方法があります。使わない内部留保のお金がある場合、債券ETFを利用して投資しましょう。

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