海外の投資信託やETFを利用することによって資産運用をする人はたくさんいます。日本ではなく、他の国に投資することによってお金を増やすのです。

ただ、海外投資で必ず発生するのが為替リスクです。海外投資では自国通貨ではなく、外国の通貨にて投資することになります。そのため、すべての人が為替リスクを背負うことになります。

なお投資信託の商品によっては、為替ヘッジが加えられていることがあります。為替ヘッジがある場合、通貨リスクを負うことはありません。ただ為替ヘッジありの投資商品はコストが高く、利用する価値はありません。

そこで海外投資をするとき、通貨リスクに対する考え方を解説していきます。

投資信託やETFへの海外投資は米ドルで行うのが一般的

資産運用によってお金を増やすことを考えるとき、アメリカに投資するべきです。アメリカ以外に投資したとしてもお金を増やすことはできません。先進国には他にもドイツやイギリス、日本などはあるものの、必ずアメリカへの投資でなければいけません。

アメリカへ投資する場合、以下のように株価が長期的に上昇しています。

これはNasdaqの株価推移です。株価が大きく上昇していることが分かります。

また中国やメキシコ、フィリピンなど経済成長率の高い国に投資することを考える人はいるものの、株価はほぼ成長していません。ハイリスク・ローリターンの投資先であるため、これらの国に投資してはいけません。

また海外投資ではアメリカに投資するのが一般的であるため、当然ながら米ドルで投資することになります。米ドルは最も信頼されている通貨です。優れた通貨にて、「株価が大きく成長するアメリカ」に投資できる投資信託やETFを購入するのが正しい海外投資のやり方です。

為替リスクはアメリカ以外のすべての国で存在する

海外投資やオフショア投資では、アメリカ以外に投資する場合であっても、米ドルで投資するのが一般的です。アメリカには多くの会社が上場しており、米ドルにてヨーロッパ企業や中国企業、日本企業、メキシコ企業などに投資することができます。

例えば以下は、米ドルにて日本企業へ投資できるETFです。

要は、米ドルを利用すればさまざまな国に投資できると考えましょう。アメリカには多くの国の会社が上場しているため、米ドルを利用することでアメリカ以外の国に投資できるのです。

なお米ドルでの投資が基本になるため、アメリカに住んでいる人以外は為替リスクがあります。お金を利用するとき、米ドルから日本円に変換しなければいけないため、為替変動の影響を避けることはできません。

米ドルで資産を増やし、米ドルで貯金するべき

ただ為替リスクはあるものの、アメリカ居住者でなかったとしても、米ドル投資による為替リスクを気にする必要はありません。米ドルで資産を増やし、米ドルで貯金をすればいいからです。

前述の通り、米ドルは世界で最も信頼されている通貨です。また通貨の価値は国の経済力に比例します。つまり長期的には、米ドルの価値が高くなることはあっても、米ドルの価値が低くなることはありません。

新興国の通貨で投資する場合、リスクが大きいです。新興国の通貨価値が長期的に下落し続けるリスクがあるからです。参考までに、以下はトルコリラと米ドルの価格推移です。

このように、トルコリラの価値は下がり続けています。新興国の通貨を利用して投資する場合、為替リスクの影響は大きいです。

一方で米ドルの場合、前述の通り通貨価値がずっと下落することはありません。また米ドルで資産運用し、貯金するのは普通です。

また米ドルから日本円へ変えるとき、必要な分だけ交換すればいいです。タイミングによって為替レートは異なるものの、長期的にはさまざまなタイミングで米ドルから日本円に変えることになるため、結果的に通貨リスクはゼロになります。

ここまで述べたことを理解すれば、海外投資で通貨リスクは実質的に存在しないと分かります。

投資信託で為替リスクヘッジの金融商品がある

なお海外投資をするとき、証券会社によっては為替ヘッジありの金融商品があります。つまり、為替リスクをほぼゼロにできる投資商品が販売されているのです。

例えば1米ドルが100円のとき、1万円を100米ドルへ替えて投資するとします。3年後、円高によって1米ドルが80円になる場合、米ドルから日本円へ交換するときは8,000円となります。

つまり、日本に住んでいる人は円高になると資産運用による効果が落ちてしまいます。そこで、為替リスクをほぼゼロにする投資商品が販売されているのです。

為替ヘッジ付きの投資信託の場合、たとえ円高になったとしても、米ドルから日本円に変えるとき、最初に投資した為替レートにて交換されます。そのため、為替リスクなしに海外投資することができます。

投資信託での為替ヘッジのやり方とコスト

投資信託を利用して為替ヘッジをするやり方としては、先渡契約や先物取引があります。例えば、「1年後の為替相場がどのような状況になっていたとしても、1ドルを100円で交換する」という契約をしておきます。これによって、為替変動があったとしても為替レートを気にしなくて済みます。

ただ当然ながら、為替ヘッジをするためにはコストがかかります。為替ヘッジをするためには、ショート(売り)をすることになるからです。

例えば日本円から米ドルに交換して投資するとき、為替ヘッジを利用する場合、同時に米ドルを売ることでショートポジションを作ります。米ドルを買うのと同時に米ドルを売るため、為替リスクをゼロにすることができます。

ただ米ドルを売るというのは、借金をしているのと意味が同じです。そのため利子の支払いが必要であり、為替ヘッジの投資商品は手数料が非常に高くなります。コストはアメリカの金利によって異なるものの、年間1~3%の手数料がかかります。

為替ヘッジはコストがかかりおすすめしない

高額な手数料が発生するため、為替ヘッジの商品はおすすめしません。投資信託を利用しての投資では、長期投資になるのが一般的です。そのため為替差損よりも、為替ヘッジによる手数料のほうが高くなります。

海外投資では、為替リスクを心配する人が多いです。ただ為替リスクを回避できるにしても、為替ヘッジありの投資商品を購入しないようにしましょう。

特に積立投資にて海外投資やオフショア投資をする場合、為替ヘッジをする意味はありません。毎月、同じ額を投資するのであれば、異なるタイミングで日本円から米ドルへ替えて投資することになります。

つまり積立投資では、米ドルを購入するタイミングをズラすことによってリスク分散できます。既にリスク分散できているため、無駄なコストがかからない為替ヘッジなしの投資商品を利用するほうが優れています。

・為替ヘッジなしの投資商品が優れる

また前述の通り、海外投資やオフショア投資によって米ドル資産を増やした後、銀行口座に米ドルで貯金しておけばいいです。米ドルから日本円に交換しなければ、たとえ円高ドル安になったとしても、為替差損は発生しません。

米ドルは長期的に通貨価値が高くなる傾向にあるため、たとえ一時的に円高ドル安であったとしても、米ドルの価値が高くなるのを待てばいいです。

一方、ドル高になることもあります。為替ヘッジなしの投資信託商品であると、ドル高のときに為替差益を得ることができます。ただ為替ヘッジありの場合、為替差益がありません。

このように考えると、為替ヘッジありの投資商品を利用するメリットはありません。必ず為替ヘッジなしの投資信託を利用しましょう。

海外投資で為替リスクは心配しなくてもいい

正しい投資方法として、アメリカへ投資することがあります。そのため海外投資やオフショア投資をする場合、米ドルにて投資することになります。

アメリカに住んでいる人であれば、為替リスクを心配する必要はありません。一方でアメリカ以外に住んでいる人は必ず為替リスクがあります。ただ米ドルで資産を増やし、米ドルで貯金すればいいため、実質的に為替リスクはありません。

また投資信託では一般的に積立投資を利用します。このとき米ドルを買うタイミングが異なるため、既にリスク分散できています。そのためコストの高い為替ヘッジありの商品ではなく、必ず為替ヘッジなしの投資商品を利用しましょう。

海外積立投資やオフショア投資では為替リスクがあるものの、大きな問題ではありません。そこで気にせず、米ドルにてアメリカへ投資するようにしましょう。

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