日本ではなく、他の国に住んでいる非居住者はたくさんいます。こうした海外在住者・海外駐在員が資産運用を開始するとき、どのようにすればいいのでしょうか。
多くの場合、日本の非居住者は現在自分が住んでいる国に投資しようと考えます。その結果、資産運用に失敗します。そうではなく、非居住者が正しく資産運用する方法は海外投資です。
もちろん考えなしに海外投資すればいいわけではなく、正しい方法によって日本の非居住者は投資を開始しなければいけません。このとき海外投資の一つの方法としてヘッジファンドがあります。タックスヘイブン(オフショア地域)を利用すればヘッジファンドへの投資が可能です。
なぜ、海外投資でなければいけないのでしょうか。また、なぜヘッジファンドが優れているのでしょうか。ヘッジファンドへの投資は一般人でも可能であり、どのように投資すればいいのかも含めて解説していきます。
もくじ
あなたが住んでいる国の株や投資商品は微妙
残念ながら、あなたがいま住んでいる国で資産運用したとしても優れた金融商品はありません。それどころか、大きく損をしてしまう可能性が高いです。
自分がいま住んでいる国を応援しようと考えるのは素晴らしいです。ただ投資はいま住んでいる国を応援するために行うのではなく、あなたの資産を増やすために行わなければいけません。そのためいま住んでいる国に投資してはいけません。
例えば日本の場合、1990年に株価の最高値をつけ、そこから現在まで株価は新高値を更新していません。つまり、日本は何十年も株価が成長していません。
経済成長率の高い新興国でも同様です。新興国はハイリスク・ローリターンで知られており、これは株価の成長がほとんどないからです。例えば、以下はフィリピンでの過去10年を表している株価の値動きです。
経済成長率が高くても株価は成長していません。理由としては、国内の産業に依存しており、アメリカやヨーロッパなどの先進国でビジネスをして外貨を稼ぐことができていないからです。
また株式投資に限らず、あなたの住んでいる国では他にも投資商品が販売されています。ただ銀行預金は利率が非常に低いです。また、生命保険に加入しても高くて年利4%ほどでしかお金が増えません。そのため、資産運用の効率が悪いです。
しかも投資をするとき、現地通貨で投資をすることになります。お金の受け取りはいま住んでいる国の銀行のみ可能であり、海外在住者にとって利便性が悪いです。他の国に引越しすることになった場合、お金を受け取ったとしても自由に使うことができないからです。特に海外駐在員は必ず他国へ引越しをします。
そのため、日本の非居住者がいま住んでいる国の投資商品を購入するのは間違いといえます。
タックスヘイブンの利用でヘッジファンドへ投資できる
そこで、海外投資をしましょう。海外投資の中でも、税金がほとんどかからないタックスヘイブンで資産運用する投資法をオフショア投資といいます。海外在住者・海外駐在員にとって最も優れている投資法がオフショア投資です。
オフショア投資にはいくつか種類があります。以下の通りです。
- オフショア投資信託
- オフショア生命保険
- ヘッジファンド
一般的にオフショア投資では、積立投資をすることになります。一方でヘッジファンドへ投資する場合、一括投資になります。大きなお金を一括投資することによって、ヘッジファンドにて資産運用してもらうのです。
投資したお金は世界中、すべての銀行に振込可能
なぜ、オフショア投資が海外在住者にとって優れているかというと、投資したお金を戻したいとき、世界中すべての銀行へ送金してもらうことができるからです。
いま住んでいる国の金融商品を購入する場合、定期預金や株式投資、生命保険など、必ずその国の銀行でなければお金の受け取りができません。そのため、他の国に引越しをすることになった場合、お金の受け取りができなかったり、お金を自由に使えなかったりします。
投資は20年後や30年後など、長期で資産運用するのが一般的です。いま海外に住んでいるのであれば、将来他の国に住む可能性は全員にあります。そうしたとき、特定の国でしかお金を受け取れないのは大きなデメリットです。
一方でオフショア投資の場合、全世界の銀行に対応しているため、あなたがどこに住んでいたとしてもトラブルになることはありません。いま住んでいる国での投資ではなくオフショア投資をするべきなのは、お金の受け取りで困らないからです。
米ドルで資産運用できるオフショア投資
またオフショア投資の場合、米ドルで資産運用できます。オフショア投資では米ドルの他にも、ユーロや英ポンドで投資できます。ただヨーロッパに住んでいる人であっても、普通は米ドルで資産運用をします。
一方、住んでいる国の金融商品を購入する場合、前述の通り現地通貨で投資を行い、現地通貨でお金の受け取りをすることになります。
あなたの住んでいる国がアメリカやヨーロッパなどであるなら、利用通貨は米ドルやユーロなので問題ありません。これらの通貨は信頼性が非常に高いです。
一方で米ドルやユーロ以外の通貨で投資するべきではありません。特に新興国の通貨での投資となると最悪です。新興国は通貨価値が低く、米ドルやユーロなど信頼性の高い通貨に対して、価値が低くなる傾向が強いからです。
例えば以下は、トルコリラと米ドルの価値を示す過去15年の値動きです。
このように、トルコリラの価値はずっと下がり続けています。新興国の通貨で投資をするのはリスクが非常に大きいのです。
一方で前述の通り、オフショア投資では米ドルで投資することができます。米ドルでヘッジファンドへ一括投資することができ、米ドルで資産運用できます。リスクの高い通貨で投資することはなく、最も信頼されている通貨での投資になります。
日本のヘッジファンドはすべて詐欺
なおヘッジファンドへ投資するとき、投資先は真っ当なヘッジファンドになります。オフショア投資では、タックスヘイブンに登録されている保険会社(投資会社)を利用してヘッジファンドへ投資することになります。
タックスヘイブンでは世界中の投資家が投資をしています。また世界的な格付け会社からのランクも高いです。こうした投資会社を利用してヘッジファンドへ投資する場合、詐欺の可能性はありません。
一方で日本の場合、ヘッジファンドは存在しません。上場されているアクティブファンドは存在しますが、上場されているので誰でも投資でき、ロング(買い)だけをするファンドなのでこれはヘッジファンドではありません。いずれにしても証券会社を通して、こうしたアクティブファンドへ投資できます。
それに対して、私募として募集されているヘッジファンドが日本に限らずあらゆる国で存在します。ただ、これらのヘッジファンドは100%の確率で詐欺です。運用実態がなくファクトシートが公開されていないのは当然として、高利回りでお金を集めることのみ考えている詐欺ファンドといえます。
すべてのヘッジファンドに共通しますが、優れたヘッジファンドは必ずタックスヘイブンで活動しています。ケイマン諸島やバミューダ、シンガポールなどと登録している国はヘッジファンドによって異なります。ただいずれにしても、タックスヘイブンで活動しているヘッジファンドでない場合、確実に詐欺ファンドです。
日本やあなたがいま住んでいる国に優れたヘッジファンドは100%の確率で存在しません。税率の高い国に登録する頭の悪いヘッジファンドはいないからです。
あなたがいま住んでいる国が低税率で知られるタックスヘイブンであればヘッジファンドは存在します。一方、そうでない場合はオフショア投資をしなければ本物のヘッジファンドに投資することはできません。
オフショア投資口座を開設し、ヘッジファンドへ投資する
そこで日本やいま住んでいる国ではなく、タックスヘイブンを利用してヘッジファンドへ投資しましょう。投資方法としては、タックスヘイブンに登録されている保険会社経由で投資口座を開設することになります。
投資会社が提供しているオフショア投資口座を利用すれば、世界中の株式や債券、ヘッジファンドへ投資できます。ただ株式や債券へ投資する場合、証券会社で口座開設して投資すればいいため、オフショア投資口座を利用する意味はありません。
一方で証券会社経由ではヘッジファンドへ投資できず、オフショア投資口座を利用するからこそヘッジファンドへ投資できます。そのため、タックスヘイブンの投資口座はヘッジファンドへ投資するための口座と理解しましょう。参考までに、以下は私が保有するオフショア投資口座の管理画面です。
富裕層でなくても、タックスヘイブンで投資口座を開設できます。現金で30,000米ドル(約300万円)を一括投資できる場合、ヘッジファンドへ投資するための投資口座を開設できます。
投資先のヘッジファンドはさまざま
なお最も重要なのは、口座開設をした後に「どのヘッジファンドへ投資するのか」といえます。タックスヘイブンにある保険会社は投資口座を提供しているだけであり、実際に投資先を決定するのはあなたです。
このとき最も重要になるのがIFA(代理店)です。オフショア投資では必ずIFAを通して契約する必要があります。また、どのヘッジファンドへ投資するべきかアドバイスするのもIFAです。IFAが優れたヘッジファンドを知っているかどうかによって、投資できるヘッジファンドが変わります。
例えば私の場合、オフショア投資口座を利用して以下のファンドへ投資しています。
不動産ローンを取り扱うファンドであり、平均年利は13.26%です。株や債券へ投資するヘッジファンドではなく、不動産ローンで金利収入を得るファンドであるため低リスクの投資先です。年利は変動するものの、過去にマイナスリターンの年はありません。
一方で株式や債券、FX、先物へ投資するハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドも存在します。この場合、手数料を差し引いた後であっても年利20%以上を目指すことができます。ただ、このファンドはマイナスリターンになる年もあります。
ハイリスクのヘッジファンドがあれば、低リスクのヘッジファンドもあります。あなたのリスク許容度に合わせて、どのヘッジファンドへ投資したいのかIFAと相談するようにしましょう。
日本の非居住者に優れるヘッジファンドへの投資
海外在住者・海外駐在員にとって、正しい投資法があります。それは、いま住んでいる国で投資をしないことです。つまり、日本の非居住者は海外投資によって資産運用をしなければいけません。海外投資の中でも、特に最適なのがオフショア投資です。
オフショア投資の場合、投資会社は全世界すべての銀行に対応しています。また資産運用するときの通貨は米ドルであり、信頼性の低い通貨での資産運用ではありません。
そこで、タックスヘイブンに登録されている保険会社を利用して、ヘッジファンドへ投資するための投資口座を開設しましょう。その後、IFAと相談してどのヘッジファンドへ投資するのか選ぶといいです。
ヘッジファンドには低リスクからハイリスクまで種類があります。また、ヘッジファンドごとに年利は大きく異なります。IFAによって優れたヘッジファンドへ投資できるかどうかが決まるため、海外在住者のオフショア投資では最適なIFAを探すことから始めましょう。
オフショア投資であれば、「20年で2倍以上の元本確保投資」や「年利10%以上の投資」、「30年で資産が18倍以上に増えるヘッジファンド投資」などが可能です。ただ、このときはIFA(代理店)を経由しなければオフショア金融機関と契約できません。
しかし、実際のところ紹介者・代理店によって投資成績が大きく異なります。さらにいうと、紹介者がダメな場合、詐欺まがいの投資方法を提示されたり、途中で連絡が取れなくなったりします。これでは資産運用どころではありません。
そこで、当サイトでは「オフショア投資の相談に乗り、最適な投資プラン」を提案します。年利10%以上での資産運用や元本確保での低リスク投資、オフショア生命保険を用いた確実な資産増、ヘッジファンド利用などさまざまな投資が可能です。
相談依頼は全国対応(全世界対応)にて24時間365日、受け付けています。海外積立投資で最重要なのが「どの紹介者から加入するのか」であり、これによって年利はまったく異なります。そこで、オフショア投資信託やオフショア保険(生命保険)、ヘッジファンド投資を含めて、ヒアリング後にあなたにとって最も優れる投資法を紹介します。