ヘッジファンドやプライベートバンクを利用して海外投資をする場合、優れた利回りによって資産を増やすことができます。超富裕層の多くはヘッジファンドやプライベートバンクを利用しており、彼らの資産は増え続けています。

ただ個人投資家がヘッジファンドやプライベートバンクを利用するとき、投資詐欺に遭遇する可能性があります。知識のない状態で投資をする場合、詐欺に遭うのは普通です。

特に私募のヘッジファンドやプライベートバンクへ投資する場合、100%の確率で詐欺です。ポンジスキーム(ねずみ講)によって投資家を集める詐欺の海外投資案件は非常に多いです。

それでは、どのようなヘッジファンドやプライベートバンクは詐欺なのでしょうか。投資詐欺に遭わずに海外オフショア投資をするコツを解説していきます。

すべての投資詐欺は私募ファンドである

税金がほとんどかからないタックスヘイブン(オフショア地域)で投資をする場合、優れたヘッジファンドへ投資することができます。すべてのヘッジファンドはタックスヘイブンに登記されています。タックスヘイブンとしてはケイマン諸島やバミューダ、香港、アメリカなどが知られています。

またスイスもタックスヘイブンで知られています。プライベートバンクはスイスに登録されている銀行であり、超富裕層のみをターゲットにしています。参考までに、スイス以外のプライベートバンクはほぼ詐欺です。

つまり投資詐欺かどうかを見極める最も分かりやすいポイントとして、投資会社がタックスヘイブンに登録されているかどうかがあります。つまり、日本を含めタックスヘイブン以外にあるヘッジファンドやプライベートバンクは高確率で詐欺です。

また、これらの投資詐欺には他にも特徴があります。それは、私募ファンドであることです。つまり投資をするとき、特定の個人口座または会社口座にお金を振り込むように指定されます。その結果、あなたが投資したお金が消えます。

私募の場合、お金を自由に引き出すことができます。つまり、本当に投資がされているのかどうか不明です。また実際のところ、私募ファンドはほぼ詐欺であるため、投資したお金は戻ってこないのです。

ポンジスキーム(ねずみ講)によって投資詐欺が行われる

投資詐欺の典型例としてポンジスキーム(ねずみ講)があります。最も古くから行われている手法であり、いまでも騙される人が最も多い手法がポンジスキームです。

ポンジスキームでは多くの場合、毎月分配での元本保証があります。ただ投資案件は詐欺であり、他の人から投資マネーを集め、その投資マネーを利用して分配金を出します。つまり、実際には投資によってお金を増やしていません。

その後、多額の投資マネーが集まった段階で主催者が消えます。

お金は個人口座に集まっているため、主催者は自由にお金の引き出しが可能です。私募ファンドがほぼ100%の確率で詐欺なのは、あなたが投資したお金を主催者はいつでも引き出し、逃げることができるからです。

お金の分別管理は投資詐欺を防ぐために必須

そのためヘッジファンドへ投資する場合、お金の分別管理が可能な投資会社を必ず活用するようにしましょう。

一般的には、ヘッジファンドへ投資するときにタックスヘイブンでオフショア投資口座を開設します。オフショア投資口座に米ドル(またはユーロ)を送金し、ヘッジファンドへ投資するのです。

あなたのお金はオフショア投資口座で管理され、ヘッジファンドはあなたのお金を自由に引き出すことができません。そのため詐欺は起こらず、仮にヘッジファンドが倒産したとしてもあなたの投資マネーは100%守られます。これをお金の分別管理といいます。

または、スイスに登録されているプライベートバンクを利用してヘッジファンドへ投資する方法も一般的です。この場合、プライベートバンクがあなたの投資資金を分割管理することになります。

私募ファンドとは異なり、お金が分別管理されている場合は詐欺が起こりません。投資によってお金が減ることはあっても、投資したお金を持ち逃げされることはないのです。

参考までに、私は以下のようにタックスヘイブンでオフショア投資口座を開設し、複数のヘッジファンドへ投資しています。

お金は分別管理されているため、ヘッジファンドは私のお金を自由に引き出すことはできません。一方、私募のヘッジファンドや私募のプライベートバンクを利用すると、お金が投資されずに全額を引き出され、投資詐欺に遭います。

投資先のファンドが公開されているのは重要

なお投資先のファンドが詐欺かどうかを確認する分かりやすい方法として、情報が公開されているかどうかを確認することがあります。

詐欺ではないすべてのヘッジファンドはファクトシートを公開しています。当然、資産運用の方法も投資家に公表しています。さらにはBloomberg(アメリカの大手金融情報会社)に登録されており、会計監査を受けているため、ウソの情報を提供することはできません。

要は、海外オフショア投資で資産運用をするとき、投資先のヘッジファンドが情報公開をしており、資産運用の透明性が高いかどうかを確認しましょう。

またオフショア投資口座を提供している投資会社やプライベートバンクについても、私募ではないことを確認しましょう。当然、大手会計事務所から会計監査を受けて透明性が高いことも重要です。

投資詐欺の案件は矛盾点が多い

そうした視点で確認すると、投資詐欺の案件は矛盾点が多いです。つまり、ポンジスキームの条件をいくつも満たしているのです。例えば、以下のような感じです。

  • タックスヘイブンに登記されていない
  • 米ドル(またはユーロ)以外の通貨で投資できる
  • お金が分別管理されていない私募ファンド(例:個人口座へのお金の振込が必要)
  • 会計監査を受けておらず、情報が公開されていない
  • 資産運用の方法や過去成績が公開されていない

オフショア投資口座またはスイスのプライベートバンクを利用してヘッジファンドへ投資する場合、これらの問題をすべて回避できます。一方で投資詐欺案件では、上記すべての条件を満たしているケースが多いです。

また投資詐欺では元本保証があったり、毎月分配によって配当があったりします。こうした投資案件はほぼ詐欺です。

怪しい投資例:スターリングハウストラスト

それでは、どのような投資詐欺の案件が存在するのでしょうか。例えば海外投資であれば、怪しい投資会社としてスターリングハウストラストが知られています。

プライベートバンクで資産運用を行う信託会社であり、ニュージーランドに本社があると公式サイトに記されています。また、以下のような投資内容によって投資家を募集しています。

  • 年利12%(毎月1%の配当)
  • 元本は守られる
  • 米ドル以外(日本円)でも投資可能

この信託会社が詐欺なのかどうかは不明です。ただタックスヘイブンに登記されておらず、元本が守られる約束しており、米ドル以外のマイナー通貨で投資できます。公式サイトには、どのような方法によって資産運用するのかについて詳細が記されておらず、ファクトシートは公開されていません。つまり、投資詐欺の条件をすべて満たしています。

またニュージーランドに登録されている会社を検索すると、スターリングハウストラスト(Sterling House Trust)という会社は登記されていません。

つまり、少なくとも「ニュージーランドに本社がある」というのはウソであると分かります。

また詳しい資産運用の方法を調査すると、債券へ投資して資産運用するようです。ただ債券に投資する場合、年利12%を保証してくれる債券は存在しません。つまり、毎月の配当を1%出すのは不可能です。参考までに、高利回り債券ETFとして知られており、多くの投資家が利用しているHYGの年間配当は4~5%です。

なお、低リスクで年利8~13%を提供できるヘッジファンドが存在するのは事実です。例えば以下は住宅ローンを取り扱うヘッジファンドであり、平均年利は13.26%です。

過去にマイナスリターンの年はありません。ただ、過去成績を確認すると年利は年によってバラバラです。低リスクのヘッジファンドであっても、利回りに変動があるのは当然です。

一方、スターリングハウストラストでは債券に投資をして常に年利12%を約束しています。不況によって債券価格が暴落したとしても、元本が守られて配当を出します。

仮に債券に対してレバレッジをかけるにしても、プライベートバンク経由の投資ではレバレッジ2倍が最高です。また資産運用をして手数料を引いた後に投資家へ年利12%の配当を出す必要があるため、スターリングハウストラストは年利15%以上でお金を増やさなければいけません。

債券への投資によってこれだけの年利を毎年ずっと出し続けるのは不可能です。これら多くの矛盾点があり、スターリングハウストラストはポンジスキームによって投資家からお金を集めている可能性が非常に高いです。

投資詐欺かどうかを見極めるポイントとしては、世の中の常識に照らし合わせてみて、投資内容が妥当かどうかを判断しなければいけません。その点、投資詐欺の会社は矛盾点が多いです。

ポンジスキームのヘッジファンドやプライベートバンクを避ける

個人投資家はどのようにヘッジファンドやプライベートバンクを利用して投資すればいいのか理解していません。オフショア投資口座やプライベートバンクを利用すればヘッジファンドへ投資できます。ただ、多くの人は私募ファンドに投資してしまい、結果として投資詐欺に遭います。

投資詐欺のほとんどはポンジスキームです。ねずみ講によって多くの投資家からお金を集め、資産運用はせず、投資マネーを利用して配当を出します。その後、主催者は銀行からすべてのお金を引き出して消えます。

ヘッジファンドやプライベートバンクへ投資するとき、詐欺かどうかを見極めましょう。また私募ファンドを避け、資産運用の内容や過去成績が公開されている投資会社を利用しましょう。

ヘッジファンドへ投資すれば、優れた利回りが可能なのは本当です。事実、超富裕層の多くはヘッジファンド投資によってお金を増やしています。ただ投資詐欺も多いため、ポンジスキームをしている投資会社をどのように避ければいいのか理解するようにしましょう。

海外のオフショア投資で優良な日本人代理店を紹介

オフショア投資であれば、「20年で2倍以上の元本確保投資」や「年利10%以上の投資」、「30年で資産が18倍以上に増えるヘッジファンド投資」などが可能です。ただ、このときはIFA(代理店)を経由しなければオフショア金融機関と契約できません。

しかし、実際のところ紹介者・代理店によって投資成績が大きく異なります。さらにいうと、紹介者がダメな場合、詐欺まがいの投資方法を提示されたり、途中で連絡が取れなくなったりします。これでは資産運用どころではありません。

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