株式投資によって利益を得ることを考えるとき、VIX指数(恐怖指数)について目にすることがあります。

株価が大きく下落するとき、必ずVIX指数が急上昇します。一方で株価が上昇する場面では、VIX指数は落ち着いています。こうした性質があるため、多くの人が株価だけでなくVIX指数も参考にしています。

もちろんVIX指数だけを確認しても株式投資で勝つことはできません。ただ恐怖指数を参考にすれば、資産を大幅に増やすことは可能です。またVIX指数に連動する投資先・ETFもあります。

正しく恐怖指数を利用することによって、株を購入してもいいタイミングなのかどうかを判断できます。そこで、どのようにVIX指数を使えばいいのか解説していきます。

株式市場の温度感を示すのがVIX指数

VIX指数(恐怖指数)というのは、積立投資をしている人は関係ないので無視してもらっていいです。景気の動向や株価の乱高下に関係なく、勝率がほぼ100%となる低リスクの投資法がドルコスト平均法であり、積立投資です。

一方で積立投資ではなく、個別株や投資信託(ETF)に対してタイミングを見計らって投資することを考える場合、VIX指数を確認するのは有効です。

一年を確認すると、以下のようにVIXが変動しています。

それでは、実際の株価推移と比較してみましょう。

好景気であっても一時的に株価の下落があるのは普通です。このとき、恐怖指数が上昇することになります。例えば以下は、S&P500(青色の線)とVIX指数(オレンジ色の線)の比較です。

このように恐怖指数が大きく跳ね上がっている場面では、必ず株価が下落していることがわかります。VIX指数が株式市場での温度感を表す理由がこれになります。

大不況のとき、VIX指数が大幅に跳ね上がる

また株式市場の参加者がどれだけ恐怖しているのかを表すのがVIX指数であるため、当然ながら大不況のときはVIX指数があり得ないほど上昇します。

例えば以下は、長期でのVIX指数の過去推移です。

このように確認すると、VIX指数が60を超えている異常な時期を2つ確認できます。一つが2008年に起こったリーマンショックであり、もう一つが2020年のコロナショックです。このとき、恐怖指数が急上昇して株価が大暴落したというわけです。

要はVIX指数が上昇するほど株が売られやすくなると理解すればいいです。

恐怖指数が25~30を超えると株の買い時

なお一般的には、恐怖指数が25~30を超えると株の買い時となります。リーマンショックやコロナショックの後など、「常に恐怖指数が高くなっている」など例外の時期はあるものの、平常時ではVIXは10~20あたりです。

一方でVIXが25を超えてくると、徐々に株が売られていることを意味します。また恐怖指数が30を超えている場面では、大きく株価が下落するというわけです。

このとき不況の真っただ中でないのであれば、恐怖指数が非常に大きくなっているときは株の買い時です。例えば米国株の場合、必ず株価が上昇することが知られているからです(不況時は除く)。

数か月後に株価が回復するのであれば、一時的に株価が10%ほど下落したときに投資をすると大きなリターンを得られるようになります。

そのため個別株や投資信託・ETFへ投資するときにVIX指数を参考にするのは優れています。恐怖指数が下がり、株式市場が穏やかになると再び株価が上昇していきます。そこで恐怖指数が高いときに投資すると、結果として利益を得られるというわけです。

VIX指数に連動する投資先・ETFが存在する

参考までに、VIX指数に連動するETFが存在します。投資先というのは、通常は株や債券です。ただVIX指数に投資することも可能なのです。

恐怖指数に連動するETFへ投資する場合、恐怖指数が上昇すると資産価値を増やせるようになります。例えば以下は、中期のVIX先物へ投資できるETFです。

例えばコロナショックが起こる直前に投資する場合、資産価値は1ヵ月で2倍以上に増えています。恐怖指数が上昇する場合、資産価値を増やすことができるのです。

ただVIX指数へ投資するのはやめましょう。リーマンショックやコロナショックなど、株価の大暴落が起こるタイミングを予測するのは不可能だからです。また長期的な資産価値を確認すると、時間経過と共に大幅に下落していることがわかります。

つまり、長期投資では100%の確率で損をするのがVIX指数への投資です。

VIX指数に連動するETFへ投資できるとはいっても、プロ以外は利用しないようにしましょう。VIX指数への投資というのは、非常にリスクの高い投資法になります。

株の先行指数としてVIX指数は機能しない

ここまでの内容を理解すれば、恐怖指数を確認して投資することによって優れた投資タイミングをザックリと予想できることがわかります。

ただVIX指数が低いからといって、必ずしも投資タイミングとして優れるとは限りません。恐怖指数が低いというのは、その後にVIX指数が急上昇するリスク(株価下落のリスク)があります。またVIX指数を確認しても、株価が上昇するのか、それとも下落するのか予想することはできません。

イメージとしては、「株価が下落した結果としてVIX指数が上昇する」と理解しましょう。もちろん厳密には違いますが、一般的な投資家はこうした理解で問題ありません。

そのためVIX指数が低いときに個別株や投資信託を購入したとしても、その後に株価が下落するケースは頻繁にあります。また「VIX指数が上昇した後に株価が下落する」という法則性はないため、恐怖指数をみても先行指数として役に立たないというわけです。

ただ恐怖指数が高い場合、株が売られている事実は変わりません。恐怖指数が高騰している場合、必ず大幅な株価の下落が既に起こっています。こうした株価が低いタイミングであれば、株はお買い得になっています。

そのためVIX指数を利用するとき、値が低いときに投資するのではなく、VIX指数が高く多くの投資家が恐怖しているときに投資しましょう。多くの人は株価が上昇している場面で株を買うため、結果としてその後の値下がりで損をします。一方で株で勝てる人というのは、値下がりしているときに株を買います。

タイミングを見計らって投資する場合、多くの人と逆の行動をしなければいけません。そこで恐怖指数が高くなっており、株価が下落しているときに投資すると優れるのです。

VIX指数を株式投資で活かす

個別株や投資信託について、積立投資ではなくタイミングを見計らって投資するスタイルなのであれば、VIX指数(恐怖指数)をうまく活用しましょう。恐怖指数が急上昇しているとき、必ず株価の下落が起こっているからです。一方で株価の下落が落ち着くと、VIX指数は下がっていきます。

VIX指数を確認しても株価下落の兆候を調べることはできません。株価下落の結果として、VIX指数が上昇するからです。またVIX指数への投資は資産価値が長期的に必ず下落するため、プロ以外はVIXに連動するETFへの投資に不向きです。

そこで、投資タイミングの指標としてVIX指数を利用しましょう。平常時だと恐怖指数は10~20であるため、恐怖指数が30以上に跳ね上がったタイミングで積極的に投資するのです。この方法であれば、不況時を除き高確率で株式投資にてお金を増やせるようになります。

株式投資をしているのであれば、事前にVIX指数の特徴を理解しましょう。恐怖指数は投資タイミングで重要であり、多くの人が恐れているときに投資すれば、結果として投資で勝てるようになります。

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