法人経営者の中には、より効率的に会社のお金を増やしたいと考える人がいます。そうした場合、オフショア投資をすることによって低リスクで年利8~12%の資産運用が可能です。
こうした資産運用の一つがプライベートバンクの活用です。スイスのプライベートバンクを利用することによって、会社内にたまっている内部留保の現金を効率的に増やせるのです。もちろん経営者が日本に住んでおり、日本登記の会社であっても問題ありません。
単に会社内に現金を眠らせているよりも、投資に回したほうが将来利用できるお金は格段に増えます。日本国内の金融商品でお金を増やすのは難しいものの、オフショア投資としてプライベートバンクを利用する場合であれば効率的な資産運用が可能なのです。
そこで、どのようにスイスのプライベートバンクを法人が利用して資産運用すればいいのか解説していきます。
もくじ
日本居住でも可能な法人のプライベートバンク口座
タックスヘイブンで投資口座を開設することは外国人(日本人)であっても可能です。このとき、富裕層向けのサービスとしてプライベートバンクがあり、スイスのプライベートバンクでは日本居住の人であっても口座開設できるようになっています。
これは法人であっても同様であり、スイスのプライベートバンクは個人だけでなく、法人による口座開設も受け付けています。
なお香港やシンガポールなど、スイス以外の銀行は本物のプライベートバンクではありません。これらの銀行を利用して口座開設したとしても、優れた投資先はありません。そうではなく、世界中の金融商品を自由に購入できるスイスのプライベートバンクでなければいけません。
なおすべてのオフショア投資に共通しますが、法人の口座開設では必要書類が多くなります。登記簿謄本や株主の関係を表す書類など、提出しなければいけない書類は多いです。ただ個人と同じように、法人であっても問題なくスイスのプライベートバンクを開設できるというわけです。
内部留保の現金が1億円以上あれば問題ない
このとき口座開設に必要なお金は銀行によって異なり、2億円のときがあれば、10億円以上でなければ口座開設できないプライベートバンクもあります。最もハードルの低いプライベートバンクの場合、1億円から投資可能です。
厳密にいえば5000万円からプライベートバンクで口座開設できるものの、将来は必ず1億円以上に増額しなければいけないとう前提での口座開設になるため、やはり最低投資額は1億円というわけです。
ちなみに銀行ごとに最低投資額の違いはあるものの、すべての銀行について、全世界の投資商品を購入できます。つまり投資先に違いはなく、最低金額が低かったとしても得られる年利に違いを生じることはありません。
日本は税金が異常に高いため、個人で1億円以上の現金を投資できる人は少ないです。ただ法人経営者の場合、会社で内部留保の現金が1億円以上あるケースはよくあるため、2~3年以内に使わない現金があるのであれば積極的に資産運用しましょう。
法人でヘッジファンドへ米ドル投資をするのは優れる
実際のところ、日本人の経営者で法人にてオフショア投資をしている人は非常に多いです。これは、海外の金融商品であれば効率的にお金を増やせるからです。
例えばプライベートバンクを利用する場合、低リスク投資であっても年利8~12%が可能です。低く見積もり、年利8%で資産運用したとしても以下のようにお金が増えます。
- 5年後:約1.47倍
- 10年後:約2.16倍
- 15年後:約3.17倍
- 20年後;約4.66倍
米ドルでの投資にはなりますが、このようなスピードでお金が増えるため、実質的に為替リスクはゼロに等しいです。利益確定すると法人税を支払う必要はあるものの、内部留保のお金を会社内に置いておくよりも、プライベートバンクを利用して米ドル投資を行い、お金を増やすほうが優れるというわけです。
なお一般的には、プライベートバンクで口座開設した後、個人でも法人でもヘッジファンドへ投資することになります。プライベートバンクで開設できる口座というのは、預金目的の口座ではなく投資口座です。その後、投資口座を利用して優れた金融商品を購入するからこそ、資産運用によってお金が増えるのです。
前述の通り世界中すべての金融商品を購入できますが、特別な理由がない限りヘッジファンドへ投資しましょう。
低リスクのヘッジファンドを利用するのが一般的
なお法人がプライベートバンクを利用してヘッジファンドへ投資する場合、低リスクのヘッジファンドへ投資するのが基本です。
個人で投資する場合、株や債券へ投資するハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドを利用しても問題ありません。10年や20年などの長期投資であれば、ハイリスク・ハイリターンのヘッジファンドは優れた年利にて資産を増やすことができます。
一方で法人の場合、急に高額なお金が必要になるケースがあります。必ずしも長期投資になるとは限らず、3~5年後にお金を引き出さなければいけない場合もあるのです。そうしたとき、ハイリスクのファンドではマイナスリターンになる年もあり、短期投資ではお金が増えていないことがあります。
そのため個人とは異なり、法人では低リスク投資をするというわけです。低リスク投資であっても、ヘッジファンドを利用すれば年利8~12%は可能です。例えば以下は、ヨーロッパでつなぎ融資を提供しているヘッジファンドのファクトシートです。
年によって得られるリターンは異なりますが、年利8~10%で資産運用できるヘッジファンドです。また株や債券へ投資しないため、不景気であっても資産が増えていきます。
大きなリターンを狙うことはできないものの、プライベートバンクを利用してこうしたファンドに投資し、法人のお金を増やすのです。
資産運用が目的であり、一般的な預金はできない
なおすべてのオフショア投資に共通しますが、プライベートバンクを利用して口座開設するとき、資産運用がメインの目的になります。
一般的には、銀行で法人口座を開設する場合、事業用口座としてお金を振り込んでもらったり、口座からお金の送金をしたりします。一方でプライベートバンクの場合、スイスに籍を置く銀行ではあるものの、事業用決済をするための口座を提供していません。あくまでも、開設できるのは投資目的の口座になります。
そのため頻繁なお金の出し入れはできませんし、海外企業とやり取りがあったとしてもお金の着金や送金をすることはできません。高額な内部留保の現金をプライベートバンクに送金し、ヘッジファンドへ投資するための口座なのです。
スイスにある富裕層向けの銀行というのは、提供しているのは投資口座だけです。そのため一般的な事業口座を開設できる銀行とは性質が大きく異なり、そのために金融規制なく世界中の金融商品を購入できるようになっているのです。
法人でプライベートバンクの投資口座を開設する
個人だけでなく、法人であってもタックスヘイブンを利用して投資口座を開設できます。ヘッジファンドへ投資するための投資口座にはいくつか種類があり、その一つがスイスにあるプライベートバンクです。必要書類は多くなるものの、日本の会社であっても問題なく利用できます。
スイスのプライベートバンクは一般的な銀行とは大きく性質が異なります。事業決済用の口座は開設できず、1億円以上が最低預金額となる投資用口座のみを提供しています。
そのため日本は当然として、香港やシンガポールを含め、これらのプライベートバンクを利用しても優れた投資商品はありません。スイスのプライベートバンクだからこそ、世界中のヘッジファンドへ投資できるのです。
そこで会社に大きな現金があり、すぐには利用しない場合、プライベートバンクを利用して資産運用を検討しましょう。低リスクでも年利8~12%が可能であるため、効率的に会社の資産を増やすことができます。
オフショア投資であれば、「20年で2倍以上の元本確保投資」や「年利10%以上の投資」、「30年で資産が18倍以上に増えるヘッジファンド投資」などが可能です。ただ、このときはIFA(代理店)を経由しなければオフショア金融機関と契約できません。
しかし、実際のところ紹介者・代理店によって投資成績が大きく異なります。さらにいうと、紹介者がダメな場合、詐欺まがいの投資方法を提示されたり、途中で連絡が取れなくなったりします。これでは資産運用どころではありません。
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